コラム

Xのアカウント分析には「ツイートアクティビティ」が必須!見方や正誤性を解説

最終更新日 2026年3月21日(Sat)

記事作成日 2024年6月29日(Sat)

SNSマーケティングで効果を発揮するには、自社アカウントの発信に「いいね」などアクションを起こした「特定ユーザーのアカウント分析」が非常に重要です。
中でもXには「ツイートアクティビティ」が備わっており、ユーザーの特徴や傾向、また特定ユーザーの興味・関心ごとが分かります。
本記事では「X」におけるツイートアクティビティの分析や、その利用手順・見方などを解説していきます。

 

X(旧Twitter)の運用効果を分析するために「ツイートアクティビティ」が重要な理由とは?

ツイートアクティビティとは?【分析ツール・分析項目】

自社アカウントの投稿がどれだけ見られ、どのような反応(いいねやリポスト等)を得たかを無料で正確に数値化し、今後のマーケティング施策に直結する貴重なデータを得られるからです。

 

ツイートアクティビティとは何か?

自分のアカウントが発信した投稿に対して、ユーザーが閲覧した回数(インプレッション)や、いいね・コメント・リポストなどの「アクションを行った回数」を示すデータのことです。

多くの企業やブロガーは、自社のホームページのPV(ページビュー)数を調べる際のツールに「Googleアナリティクス」を用います。

同様にXのツイートアクティビティ解析でも、X内においても「アナリティクス」機能を使ってユーザーのアクションを調査することが可能です。

 

Xのアナリティクスを利用すると何が分かるのか?

過去28日間のインプレッション数、エンゲージメント数、動画の再生完了率など、投稿のパフォーマンスに関する詳細なデータが分かり、CSVでの抽出も可能です。

Xではツイートパフォーマンスを示す「ツイートアクティビティ管理画面(TAD)」と「動画アクティビティ管理画面(VAD)」が備えられており、どちらも無料で利用が可能です。

いずれにおいても、過去28日間のデータが自動的に表示され、測定結果は「.CSV」ファイルでのデータ化もできます。(ただし、エクスポートはツイート3,000件が上限)

 

TADで分かる主な内容 VADで分かる主な内容
投稿のインプレッション数

・リポストの数

・いいねの数

・返信の数

・プロフィールへのアクセス数

・リテンション(保持率)

・再生率

・再生完了率

エクスポートには、広告用ポストに限定してフィルタリングしたり、日付範囲を変更したりと必要な部分だけを抜粋することも可能です。

また、月ごとに「最もインプレッション数が高いポスト」や「最もエンゲージメント率が高いポスト」などが分かるので、今後の施策に活用できるでしょう。

 

X(旧Twitter)でツイートアクティビティの分析が必須とされる3つの理由とは?

ツイートアクティビティの分析が必須と言われる3つの理由

「ポストに対する具体的なアクション数の確認」「反応したユーザーの特性把握」「複数ポストの分析によるユーザーの関心事の特定」という3つの目的があるため、効果的なアカウント運用に不可欠です。

 

理由1:ポストに対するアクション数が確認できるメリットとは?

どの投稿にインプレッションやアクションが集中しているかを把握し、ユーザーの関心が高い類似コンテンツの発信を強化することで、アカウントの成長を加速させることができるからです。

インプレッション数が多い投稿はユーザーの興味が高い内容であると考えられ、類似する内容の発信をより強化していくことで、Xアカウントが成長する可能性を高められます。

運用を開始して間もないアカウントには過去のデータがありませんが、運用開始して28日以降はしっかりパフォーマンスの変動を確認する必要があります。

 

理由2:ポストに対するユーザーの特性が把握できるメリットとは?

フォロワー獲得や外部リンクへのコンバージョン(販売・登録など)に繋がった投稿を特定でき、ビジネスの目標達成に向けた最適な販売ルートを導き出すことができるからです。

残念ながら、2023年10月現在、「性別」「年齢」「居住地」といった本人の属性に関わる内容については特定ができません。ユーザーの属性については、アクションごとにプロフィールへ飛んで確認する、もしくは外部ツールなどの導入が必要となりそうです。

ユーザーのアクションが高いポストを特定することで、販売達成までのルートが導き出されます。

 

理由3:複数のポスト分析でユーザーが関心のあるコンテンツが分かるメリットとは?

定期的に分析を続けることでユーザーの興味の傾向(ネタ)を正確に把握し、反応の良い投稿は固定表示して新規PRに活かし、反応の悪い投稿は控えるといった戦略的な改善ができるからです。

通常、新しいポストが上に表示されるようになり、日付が古くなるとインプレッション数が高いポストでも下の方に埋もれてしまいます。

ユーザーのインプレッション数が高い投稿は一番上に固定表示しておくことで、新規ユーザーにもPRできるでしょう。

また、インプレッション数・アクション数ともに低いコンテンツは投稿を控えるか、どうしても伝えたい内容であれば別の形に変えてPRして下さい。

 

X(旧Twitter)のツイートアクティビティを使った分析手順と見方とは?

ツイートアクティビティの利用手順と見方は?

ブラウザ版Xから「Creator Studio」内の「アナリティクス」を開き、トップ画面で過去28日間のパフォーマンス変動を確認した後、「ツイート」タブで各投稿の詳細データを分析します。

「Googleアナリティクス」を利用する企業やブロガーは多いですが、Xにも「アナリティクス」機能があることを知っている人は意外と多くありません。

Xでツイートアクティビティは無料で確認できますが、「ツイッターアナリティクス」サイトから有効設定が必要です。設定が完了したら、おおよそ2時間以内にアナリティクス機能を利用できるようになります。

 

ツイートアクティビティの利用手順

Xのアカウントにログインし、左側のメニューから「もっと見る」>「Creator Studio」>「アナリティクス」の順にクリックして設定と確認を行います。

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Xでアナリティクスを利用するには、ブラウザ版から開く必要があります。

アプリ版ではアナリティクスの分析詳細は確認できませんが、「ツイートアクティビティ」は見ることができます。

 

ツイートアクティビティの画面の見方

トップ画面で過去28日間の主要5項目の増減を確認し、「ツイート」タブの棒グラフから各投稿のインプレッションやエンゲージメント率をクリックしてさらに詳細な反応を解析します。

アナリティクスのトップ画面では、「過去28日でのパフォーマンスの変動」が数値化されて示されています。

項目は、「ツイート」「ツイートインプレッション」「プロフィールへのアクセス」「ツイート」「フォロワー数」の5つです。

さらにそれぞれの項目において前月比の増減率が表示されているので、大きく上昇していれば原因を追求してみることで、今後のXアカウントの成長に繋がりそうです。

反対に計測値が大きく下降している項目についても、今後の炎上リスクなどに備え、原因を把握しておきましょう。

上部バーの「ホーム」横にある「ツイート」を選択すると、ツイートアクティビティが棒グラフで表示されます。

棒グラフの下には、各投稿ごとの「インプレッション数」「エンゲージメント数」「エンゲージメント率」の詳細が解析されています。投稿は1つずつクリックできるようになっており、クリックすると「投稿がクリックされた数」「いいねの数」「リプライの数」といったより詳細のツイートアクティビティの確認が可能です。

このツイート画面では、右上の「過去28日間」ボタンを押すとカレンダーが表示され、直近28日よりも前のデータも見ることが可能です。また、隣の「データをエクスポート」ボタンから、先述の通りデータを「.CSV」ファイルとして抽出できます。

上部バーの一番右側にある「詳細」>「動画」を選択すると、投稿した動画の「リテンション(保持率)」「再生数」「再生時間」「完了率」なども解析できます。

 

X(旧Twitter)でツイートアクティビティを分析する際の3つの注意点とは?

ツイートアクティビティの正誤性は?カウント時の注意点3選

データの数値を鵜呑みにせず、「自分の起こしたアクション」「同アカウントによる重複アクション」「情報非公開の鍵アカからのアクション」も全て合算されてしまう(過大カウントの落とし穴がある)点に注意が必要です。

 

注意点1:自分の起こしたアクションもカウントされる

自分(自社アカウント)で押した「いいね」や、自身のプロフィールへのアクセス等もすべて計測値に加算されてしまうため、純粋なユーザー反応を知りたい場合は自己アクションを控えるべきです。

例えば、人気アカウントに見せるためポストに対して自分(自社アカウント)でも「いいね」をクリックしたとします。

Xのアナリティクスでは、自分の起こしたアクションは計測から除外する機能は付与されておらず、他ユーザーのカウントと一緒に計上されてしまいます。同様に「プロフィールへのアクセス」や「投稿のクリック」など、すべてのアクションが数値に加算されてしまうのです。

 

注意点2:同アカウントによる重複アクションも全てカウントされる

同じユーザーが何度もプロフィールにアクセスしたり投稿を見たりした場合、同一人物として除外されずその都度カウントされるため、実際のリーチ数とズレが生じる可能性があります。

自社に興味を持っている特定のユーザーが何度もプロフィールへアクセスしたとしても、同一アカウントと認証して計上を除外する機能は付与されていません。

前章のアクションについては自分でカウントすることで正確な数値を算出できますが、ユーザー側の徘徊は正誤性が保たれない場合があります。

 

注意点3:情報非公開の鍵アカもカウントされる

匿名や情報非公開の「鍵アカウント」が起こしたアクションも数値に含まれるため、コンバージョンに繋がりそうな見込み客であっても属性の特定や分析が困難になります。

Xは匿名でのアカウント創設が可能なので、通称「鍵アカ」と呼ばれる情報非公開アカウントが起こしたアクションもカウントされてしまいます。

コンバージョンに繋がりそうなユーザーが情報非公開の鍵アカとなると、プロフィール欄などから見込み客の属性判断もかなわず、アナリティクスの実用性に欠ける一面もあります。

 

ツイートアクティビティ分析のまとめ

まとめ

Xで効果的なマーケティングを行うには、ツイートアクティビティの数値を定期的に確認・分析してユーザーの関心を把握し、過大カウントの仕様にも注意しながら戦略を改善し続けることが不可欠です。

の記事では、Xにおけるツイートアクティビティの分析項目や分析の重要性、またアナリティクス利用における手順や正誤性について解説しました。

ツイートアクティビティの分析は、Xでマーケティングをする企業にとっては不可欠で、定期的に計測データの確認が求められます。ユーザーの興味が低いコンテンツばかりを発信して、フォロー離れされないように気をつけていきましょう。

※本記事で解説したXのアルゴリズム・サービスを含む一連の内容は、2023年10月19日時点における情報です。

 

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