コラム

InstagramのSEO対策とは?Google検索で露出を最大化し、ブランド価値を高める戦略

最終更新日 2025年10月22日(Wed)

記事作成日 2025年9月24日(Wed)

Instagram運用は「アプリ内でフォロワーに届ける施策」が中心と思われがちですが、2025年7月のアップデートで状況は大きく変わりました。
公開設定のプロアカウントの投稿がGoogle検索結果にデフォルト表示されるようになり、InstagramはSNS内だけでなく検索エンジンからも流入を獲得できる“発見メディア”へと進化しています。


これにより、キャプション・ハッシュタグ・altテキストといったメタ情報の設計が直接SEOに影響する時代に突入しました。
今までの「投稿して終わり」から、検索キーワードを意識した言語設計が成果を左右する時代になったのです。


本記事では、InstagramのSEO対策がなぜ重要になったのかを整理し、検索で上位表示されるための具体的施策と、LIDDELLが提供するソリューションをわかりやすく解説します。

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執筆者:萩原 雄太

SNS・コミュニティマーケティング専門企業「LIDDELL」取締役。
みずほ証券でトップセールスを経験後、2017年よりLIDDELLに参画。上場企業含む多様なクライアントに対し、SNS戦略立案やファンマーケティングを推進。
AI・システム開発・コミュニティ設計にも関わり、100名規模のクラウドワーカーチームを統括している。

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運営会社:リデル株式会社

SNS・インフルエンサーマーケティングに特化した企業。
7,000社以上との取引実績を持ち、50,000名を超えるインフルエンサーと連携。
マーケティング戦略からキャスティング、投稿運用、AI分析、Web3領域まで一気通貫で対応。
個人の影響力を活かした「共創型マーケティング」の実現を得意とする。

InstagramのSEO対策が今、なぜ重要なのか?

2025年7月10日のInstagramアップデートで、プロアカウントのコンテンツがGoogle検索にデフォルト表示へ

2025年7月10日以降、公開設定のビジネス/クリエイターアカウント(18歳以上)の投稿は自動でクロール・インデックスされ、Google検索結果に表示されるようになりました。
表示させたくない場合は、設定から非表示に変更することも可能です。
これまでの「アプリ内完結型」から、検索されることを前提とした文章設計が必須になった点が大きな変化です。

対象となるのはブランドや店舗、クリエイターなど公開設定のプロアカウントであり、キャプションやハッシュタグ、altテキスト、リールなどのメタ情報も検索評価に寄与します。
従来も一部の投稿は検索に表示されていましたが、今回は対象範囲と挙動が拡大し、標準で有効になった点が重要です。

Instagramが「拡散性が弱いSNS」から「Google検索されるSNS」へと進化

今回のアップデートにより、Instagramはアプリ内の導線だけでなく、外部検索からも新しいユーザーが訪れる入口になりました。
検索の初期段階である「課題認識」「比較検討」のタイミングで接触できるため、ブランド名を知らない層からも新規フォロワーを獲得しやすくなります。

さらに、Google Discover(Googleアプリやスマートフォンで自動表示されるおすすめ記事枠)にもInstagram投稿が取り込まれやすくなっています。
これにより、検索しない人にも受動的にリーチできる機会が広がりました。

Z世代・ミレニアル世代の検索行動の変化と、SNS検索の台頭

Z世代は「最初に検索する場所」としてSNSを選ぶ割合が高くなっています。
ここにGoogle検索での露出が加わることで、SNS内検索とウェブ検索の両面から接点を持つことが可能になります。

特に商品・店舗・体験などの探索ニーズでは、動画やレビュー調の短文が好まれやすいため、Instagramのビジュアルとキャプション(投稿した画像や動画の下に表示される説明文)の設計力がより重要になります。

InstagramのSEO対策で得られる3つのメリットと、ターゲット企業の課題解決

【メリット1】Google検索からの新たな導線でInstagramアカウントの認知を拡大

非指名キーワード(例:「渋谷 カフェ 勉強」「メンズ スキンケア 初心者」)で露出できるため、フォロワー外からの新規流入が増えます。
投稿単体ではなくプロフィールやリンク集、LPまでを含めた導線を設計することで、発見から購買まで一気通貫でユーザーを誘導できます。

特に地域×用途(例:「福岡 ランチ コスパ」)の検索は実店舗への来訪と非常に相性が良いです。

【メリット2】プロモーション施策の価値をGoogle検索で最大化

キャンペーン投稿やハイライト、ガイドは検索経由でも資産として機能し、広告終了後も自然流入を生みます。
「○○評判」「△△やり方」など比較検討段階の検索意図に合わせた説明的キャプションを作成することで、広告とは異なる角度からの説得力を補完可能です。

さらにYouTube、記事LP、X(旧Twitter)と連動させることで、検索→SNS→長尺コンテンツという多層的な接触導線を設計できます。

【メリット3】過去投稿のステルスマーケティング・炎上リスクを予防し、ブランドイメージを守る

外部検索で過去投稿も見られる機会が増えるため、PR表記や薬機法・景表法対応、誤解を招く表現の見直しが重要になります。
タイトルやキャプション、altの整合を取り、釣り見出しや曖昧な表現を修正することで、検索経由の誤認リスクを減らせます。

また、ハイライト再編で「古いが見られやすい」投稿の受け皿を整備し、ブランド体験の一貫性を担保可能です。

Instagram投稿をGoogle検索で上位表示させるための具体的なSEO対策

検索キーワードを意識したキャプションと動画字幕の作成

キャプションは「主要キーワード(課題・用途)」に「手順・比較・価格・場所などの具体情報」と「得られるメリット」を組み合わせると、検索意図に合致しやすくなります。
例えば「毛穴ケアの始め方|ドラッグストアで買える導入液3選と使い方」のように、ユーザーの知りたいことがひと目で伝わる表現を心がけましょう。

動画やリールでは字幕(テロップ)を活用し、口語を検索で使われやすい語に置き換える発想が効果的です。
目的別には、How-to、比較、地域用途、検証といったテンプレを用意して運用するとスムーズです。

画像へのaltテキスト追加で検索流入を強化

altテキストは20〜120字程度で「画像の要約+検索語」を簡潔に記載します。
例としては「初心者向けハンドドリップの手順。90℃前後のお湯と2分半の抽出時間を解説。」のように、内容が具体的にわかる文章が理想です。

キャプションやハッシュタグと意味を揃え、同じ語の不自然な羅列は避けましょう。
シリーズ運用(例:#朝の1分スキンケア)では命名規則とaltの型を統一すると、アカウント内での回遊性も高まります。

プロフィールとコンテンツの親和性を高める重要性

カテゴリや自己紹介文、リンク集は投稿テーマと一致させ、専門性(E-E-A-Tに相当する信頼感)を示します。
ハイライトは「はじめての○○」「店舗情報」「FAQ」「お客様の声」など索引のように設計すると、初見のユーザーにも道筋が伝わります。

また、週次の統一テーマ(例:毎週火曜は「比較」)を運用すると、ユーザーが「いつ来れば何が見られるか」を期待しやすくなるにでおすすめです。

Google検索に強いコンテンツの作成(ハウツー、ケーススタディ、チュートリアル、ガイド、エリアなど)

ハウツー系は1投稿=1トピックとし、手順は3〜5工程で完結させると理解されやすく保存価値も高まります。
ケーススタディは「ビフォー→アクション→アフター→学び」の順を端的に。

エリア系は地名×用途×予算に地図リンクや営業時間などの“決め手情報”を添えると、来店までの障壁が下がります。
検索から来たユーザーを継続接触へ導くため、投稿→ガイド→固定(ピン)という階層を整えておきましょう。

既存の全投稿を対象とした最適化・再編集

まずは投稿の棚卸しを行い、テーマと目的で分類します。次に指名外キーワードの当たりを付けてタグ付けし、キャプションは冒頭で検索語を意識しながら結論を先に示す形へ刷新します。
不足している投稿にはaltを追加し、ハイライトを再編してガイド化することで、検索からの訪問者にも迷いのない導線を用意。

指標は「検索由来のプロフィールアクセス」「外部流入率」「保存率」「平均視聴時間」などを見ます。
反応が薄い投稿は90日を目安にリライトして再配信(キャプションのAB比較など)で検証しましょう。

LIDDELLが提供するInstagram SEO対策パッケージの強み

戦略設計からコンテンツ制作、分析、改善まで一貫したプロフェッショナルサポート

LIDDELLのInstagram SEO対策パッケージは、戦略設計からコンテンツ制作、分析、改善までをワンストップでサポートするのが特徴。
初期段階でキーワードマップ(メインKW+関連KWを50〜100語)を設計し、プロフィール文やGoogleビジネス情報と統一感を持たせ、ペルソナ設計や年間SEOカレンダーも用意します。

投稿ごとに500字程度のSEOキャプションや30個までのハッシュタグ、画像のaltテキストを作成し、検索エンジンでの評価を最大化。さらに月次レポートで順位やアクセス解析を提示し、改善提案を行いながら翌月の施策へつなげます。

リーチ拡大とリスク管理を両立するオプション施策

基本施策に加え、被リンク戦略(インフルエンサー投稿やタグ付け投稿、リポスト)やブランド名検索数を増やすキャンペーンなどのオプションも提供。

また、ステマ規制に抵触しないかを事前にチェックし、必要に応じて修正する仕組みも備えています。これにより、検索からの新規流入を拡大しつつ、炎上や誤認といったリスクを未然に防ぐことが可能です。

安心のセキュリティ体制と実績

アカウント運用では、最小権限・期間限定アクセスを徹底し、二重承認フローや運用ログによって安全性を確保しています。さらに、検索流入指標とSNS指標を組み合わせたKPIテンプレートを用い、進行管理を再現性高く実施できるのも強みです。
LIDDELLは2017年から情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格認証を取得し、品質マネジメントや個人情報保護にも配慮した運営を続けています。

※プロアカウントの検索インデックス化はデフォルトで有効(公開設定・18歳以上)です。実装前に公開範囲や各種ポリシーを確認してください。もし表示させたくない場合は、設定から非表示に変更することが可能です。

まとめ:InstagramをGoogle検索における「資産」に変える戦略

Instagramは“アプリ内メディア”から“検索で発見される資産”へと進化しました。
成果を出すための要点は次の4つです。

  1. 検索語に強い言語設計(キャプション/字幕/alt)
  2. プロフィールと投稿テーマの一貫性
  3. 既存資産の棚卸しと再編集
  4. インフルエンサーを活用した届く言葉の抽出

7/10アップデートで得た新しい導線を、戦略と運用で取り切りましょう。
LIDDELLは調査→制作→計測→改善を通して、検索×SNSの複合効果を最大化します。

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