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<DtoC事業への挑戦>一気通貫のサポートによる迅速なPDCAサイクルでCPAを大幅改善!
味の素株式会社
味の素株式会社の公式通販サイト「AJI MALL」で展開している、お粥ブランド「粥粥好日(かゆかゆこうじつ)®」。忙しい日常の中で手軽に健康的、かつ美味しい食事を摂りたいという方に向けて、3種類のお粥を提供しています。
今回は「粥粥好日®」のマーケティング担当である前田亜紀様と河原那緒様に、これまでのリデルとの取り組みや今後の展望について、詳しくお話を伺いました。
味の素株式会社 マーケティングデザインセンター D2C事業部 前田 亜紀 様、マーケティング開発部 Z世代事業創造グループ 河原 那緒 様
サービス利用前
課題
SNSマーケティングのノウハウが不足しており、サポートしてくれる企業を探していた
- 大規模な広告展開は得意だが、インフルエンサー施策を中心とするSNSマーケティングの知見が少なかった。
- SNSマーケティングやインフルエンサー活用など、新たな顧客接点の構築に課題を感じていた。
- 従来のイメージと異なる商品のため、商品の価値を正確に伝える方法を模索していた。
LIDDELLと
取り組んだ理由
SNSに関する幅広い知見を持っているだけでなく、包括的なサポートも期待できた
- インフルエンサー活用だけでなく売上向上のための施策を包括的にサポートしてもらえた。
- 多くの企業のSNSアカウント運用をサポートしてきた豊富な実績があった。
- 丁寧なコミュニケーションのおかげで、二人三脚でブランドを育てられると感じた。
施策の効果
迅速なPDCAサイクルにより、マーケティング施策の効果を最大化することに成功した
- CPAが約33%も改善し、マーケティング効率が大幅に向上した。
- 新施策にチャレンジし、お客様とのコミュニケーションを活性化できた。
- ターゲット設定の見直しを行い、施策の方向性を最適化することに成功した。
サービス利用前
課題
SNSマーケティングのノウハウが不足しており、サポートしてくれる企業を探していた
「粥粥好日®」は、東洋古来のお粥文化に着想を得た、こころもからだもととのえる新しいお粥ブランドです。一般的なレトルトのパウチに入っているお粥と異なり、容器に入っていて電子レンジでチンしてそのまま食べられるようになっています。
忙しい日常の中でついつい食べてしまう手軽な食事はジャンキーなものが多いという課題に対して、手軽さとヘルシーさ、健康を両立しながらお客様に満足いただけるような商品を開発しました。
特に最初はZ世代と呼ばれる若い人向けに、アジアのトレンドや世界中で注目されているお粥に着目して開発した商品となっています。また、シンプルな白がゆや梅干しの入った梅がゆといった従来のイメージとは異なり、アジアの文化圏で日常的に取り入れられているような食事としてのお粥をテーマにしています。麻辣火鍋粥、鹹豆漿粥、鶏白湯粥の3種類の味が楽しめ、お粥なのにパンチのある味が特徴です。
当社ではこれまで、テレビなどで大規模なCMを放映し、幅広い世代のお客様に向けた情報発信をしてきました。実際に中華調味料のブランドである「CookDo®」や風味調味料の「ほんだし®」などのテレビCMを見たことがあるという方も多いと思います。その一方で、ブランド単体の公式InstagramやSNS広告の運用経験が少なく、いわゆるDtoCのノウハウがあまり多くありませんでした。
「粥粥好日®」は「AJI MALL」でのオンライン販売を基本とし、加えて一部のコンビニストアでのみ販売している商品です。そのため、SNSマーケティングをはじめとするDtoCビジネスを得意としており、かつ当社のことを理解してサポートしてくれる企業を探していたんです。
LIDDELLと
取り組んだ理由
SNSに関する幅広い知見を持っているだけでなく、包括的なサポートも期待できた
リデルさんに依頼することを決めた理由は3つあります。
1つ目は、包括的な支援が期待できた点です。
当社としてはインフルエンサーを活用したSNS施策だけでなく、広告運用やメルマガなどもまとめてお任せできるパートナーを探していました。スポットでお願いできる企業は多かったのですが、売上を伸ばすためのマーケティング施策を包括的にサポートしてくれる点はリデルさんの大きな魅力でしたね。
2つ目は、SNSマーケティングにおける実績の豊富さです。
当社はSNSマーケティングの中でも、特にインフルエンサーを活用した取り組みの経験が少なく、その部分を重点的にサポートしていただける企業を探していました。リデルさんはインフルエンサープラットフォームである「SPIRIT」を持っているだけでなく、多くの企業のSNSアカウント運用をサポートしてきた豊富な実績があるため、安心してお任せすることができました。
3つ目は、担当者さんの人柄です。
個人的にこの部分は特に重要視していたポイントでした。実は、私は「粥粥好日®」の担当になる前は営業の部署におり、SNSマーケティングの知見があまり多くありませんでした。リデルの担当者さんには、提案の段階から「そもそもSNSマーケティングとは何か」、「SNS広告におけるポイントはどこか」という基本的な部分を含めて丁寧に教えていただきました。二人三脚で一緒にブランドを育ててくれる方がいらっしゃる会社を探していたので、最終的にリデルさんへの依頼を決めました。
施策の効果
迅速なPDCAサイクルにより、マーケティング施策の効果を最大化することに成功した
フォロワー数の増加をはじめとして多くの効果が出ていますが、特に大きな効果を感じたのは、CPA(顧客獲得単価)の改善です。私が担当に変わった当初と比較してもCPAの数値が約33%も下がりました。
また、リデルさんから支援してもらいながら新しい施策にも次々とチャレンジすることができています。最近ではインスタライブにも取り組んでおり、お客様とのコミュニケーションを活性化させることにも成功しました。単に視聴してもらうだけでなく、インスタライブ後には通常投稿にもコメントを頂けることが増え、エンゲージメント率を向上させることもできました。SNSアカウントを起点にお客様との距離を縮めるというアプローチは、当社にとって非常に新しい発見だったと感じています。
当社は一度決めたターゲットや施策の方向性を途中で変更することはあまり多くないのですが、リデルさんのサポートのおかげもあり、その時々に合わせた柔軟な軌道修正を行うこともできました。当初、「粥粥好日®」はZ世代をはじめとする若い世代に向けたお粥ブランドの販売がスタートしたのですが、実際の購買データを分析していくと、当初ターゲットとしていたZ世代ではなく、30〜40代の方が主な購入者だということが判明したのです。
発売当初からずっとZ世代向けたマーケティング施策を実施していたため、このミスマッチを解消するために、改めてターゲット設定を見直し、30〜40代が共感できるコンテンツや世界観に変えていきました。一つひとつのことをリデルの担当者さんと一緒に手探りで検証しながら、その度に少しずつ軌道修正をしていったことをよく覚えています。
リデルさんはパートナー企業でありながら、「粥粥好日チーム」として一緒に取り組んでくれているという感覚があります。リデルの担当者さんは我々が着任する以前から携わってくれていることもあり、過去に実施した施策を受けて「前回はこんな感じだったので、今回はこういう方向で行きましょう!」というような精度の高いアドバイスも頂くことが多いです。時には無茶なお願いをしてしまうこともあるのですが、常にフレキシブルに対応してくださるので本当に心強い存在です。
おわりに
「粥粥好日®」は2025年5月20日をもって「AJI MALL」での販売を終了することになり、製品や販売方法を見直して再発売を計画しています。より多くのお客様に「粥粥好日®」のことを知っていただき、さらにお客様に愛してもらえる商品にしていきたいと考えています。
そのため、SNSを活用したマーケティング施策には今後も取り組み続けていく必要があると考えています。お粥でありながら、従来のお粥とは異なる新しい食事の選択肢として認知されるためには、今までとは違うアプローチが必要です。今回、リデルさんからはSNSを活用した顧客とのコミュニケーションの手法を数多く教えていただいたので、今後も継続してチャレンジを続けていきたいと考えています。
また、味の素全体としてファンをベースにしたマーケティングに力を入れたいと考えているので、お客様との直接のコミュニケーションを重視する動きが増えてきています。SNSを起点にしたファンとの関係構築に力を入れていく予定なので、今回リデルさんから教えてもらったノウハウを積極的に社内でも横展開していきたいです!
味の素株式会社
味の素株式会社は、「うま味」のもとであるアミノ酸の研究を起点に、日本だけでなく世界各国で現地の食文化に合った製品を開発しており、特に調味料の分野では圧倒的なシェアを実現しています。「おいしく食べて健康づくり」を創業以来の志として事業を展開し、 100余年にわたりアミノ酸技術をベースにサイエンスで価値創造していくグローバル食品企業グループへと成長を続けています。レンジであたためるだけで健康的で本格的な世界の味が楽しめる新感覚カップお粥「粥粥好日®」を2023年8月から販売開始。
味の素株式会社は、「うま味」のもとであるアミノ酸の研究を起点に、日本だけでなく世界各国で現地の食文化に合った製品を開発しており、特に調味料の分野では圧倒的なシェアを実現しています。「おいしく食べて健康づくり」を創業以来の志として事業を展開し、 100余年にわたりアミノ酸技術をベースにサイエンスで価値創造していくグローバル食品企業グループへと成長を続けています。レンジであたためるだけで健康的で本格的な世界の味が楽しめる新感覚カップお粥「粥粥好日®」を2023年8月から販売開始。