<ティーン女子に届ける>アルゴリズムを踏まえた戦略的なSNS運用でブランドイメージを再構築

カシオ計算機株式会社

カシオ計算機株式会社が展開する腕時計ブランド「BABY-G」は、1994年の誕生から長年にわたって多くのファンに親しまれてきました。
近年では、若年層への認知拡大を目指し、SNSを活用したプロモーション施策に注力しています。

今回は、インフルエンサー施策を中心としたリデルとの取り組みについて、BABY-Gのプロモーションを担当する西澤様にお話を伺いました。

BABY-G(カシオ計算機株式会社) ブランドマーケティング部 西澤様

新しいターゲット層にリーチさせるために、新しい戦略設計が必要だった

  • 商品のメインターゲットの変更に伴い、SNS戦略を見直す必要があった。
  • ブランドらしさを表現しながら、自然なトーンで伝える方法に悩んでいた。
  • 新たな顧客層にアプローチしたくても、響くコンテンツ設計に課題を感じていた。

ブランドの想いをくみ取り、自然体なクリエイティブの制作が期待できた

  • 「BABY-Gの世界観をどう表現するか」を丁寧にヒアリングし、正確に意図を汲んでくれた。
  • ブランドのコンセプトにマッチするクリエイターの選定が魅力的だった。
  • ”らしさ”を損なわず、かつ“自然な見え方”を実現できるクリエイティブ制作が期待できた。

投稿から共感が生まれ、若い女性に商品の魅力を発信できた

  • 自然体で生活に溶け込む投稿で、10代女性との新たな接点づくりを実現できた。
  • インフルエンサーのライフスタイルに沿った発信で、ブランドの世界観に親しみを持ってもらえた。
  • 保存数の増加やストーリーズでの反応から、若い女性からの興味関心が高まっているという手応えがあった。

サービス利用前
課題

新しいターゲット層にリーチさせるために、新しい戦略設計が必要だった

BABY-Gでは、10年以上前からInstagramを中心にSNS運用に継続的に取り組んできました。
外部パートナーと連携して運用を行っていましたが、数年前から体制の見直しが必要だと感じるようになりました。

以前の制作会社さんにも長年支えていただいており、クリエイティブの面では安心してお願いをしていました。
ただ、今後さらにブランドを成長させていくにあたって、投稿後の分析や中長期の視点も含めたパートナーシップが必要だと感じたのが正直なところです。

また、ちょうどBABY-Gとして大きな方向転換を迎える時期でもありました。
これまで幅広い年代に向けて発信していたブランドでしたが、その頃からメインターゲットを絞り込んでいく戦略に切り替える重要な局面だったのです。

コミュニケーションを行う上で難しさを感じていたのは、SNSの仕様やアルゴリズムが頻繁に変わることです。
自社だけでは最新情報を十分に把握できず、効果的な発信方法を模索し続けていました。

また若年層に対して、どのような表現や企画が響くのか、具体的なイメージを持つことに苦労していました。
BABY-Gは長年親しまれてきたブランドですが、ターゲット層のライフスタイルは10年前から大きく変化しています。
そうしたなかで「日常に腕時計を自然に取り入れてもらうにはどうすればよいか」という点で、正直苦戦を強いられていました。

限られたプロモーションのタイミングで最大限の効果を出す必要がある一方で、従来のやり方では思うような成果が得られない状況もありました。このような課題を解決するため、効果的かつ戦略的にSNSを活用できるパートナーを探していました。

LIDDELLと
取り組んだ理由

ブランドの想いをくみ取り、自然体なクリエイティブの制作が期待できた

社内のSNSの運用体制を見直す必要性を感じていたなかで、リデルさんをはじめ、複数の会社にお話をお伺いしました。
リデルさんを選んだ決め手となったのは、複数のクリエイターさんの中から比較させていただける点です。
「ぜひ、この人にお願いしたい!」と我々が思える方と連携できる点に、大きな安心感がありました。

クリエイターの方をピックアップする際には、リデルさんの担当者が「BABY-Gらしさ」を大切にしてくださいました。
投稿の見せ方やイメージについても細かくヒアリングしてくださり、こちらの意図をしっかり汲んだうえで提案していただけたのは、とてもありがたかったです。
そして「BABY-Gの世界観をどう表現するか」について丁寧にヒアリングしていただき、私たちの意図を正確に汲み取って選定してくれるのが印象的でした。

お願いしたクリエイターさんが作ってくださったクリエイティブは、つくり込みすぎず自然な雰囲気がありました。
それに加え、ブランドの魅力もしっかりと伝わっていて「こういう見せ方もあるんだ」と気づかされることも多かったです。

10代向けのコミュニケーションを行う上では、最新のトレンドやアルゴリズムへの理解が不可欠です。
しかし、SNSの仕様は頻繁に変わるため、自社だけでは最新情報のキャッチアップが難しい部分があります。
リデルさんはSNSトレンドに対する理解が深く、変化にも柔軟に対応できる体制を整えており、そうした姿勢にも頼もしさを感じていました。

施策の効果

投稿から共感が生まれ、若い女性に商品の魅力を発信できた

BABY-Gのプロモーションでは、いかに自然に見える投稿にするかを特に重視しています。
その理由として「人物を撮影すると宣伝色が強くなってしまいがち」という感覚があり、ユーザーにとって自然に受け取ってもらえるような表現を心がけているためです。

ラフで日常的なライフスタイルを自然に表現した投稿は仕上がりもナチュラルで、見る人に親しみを感じさせるものとなっています。
10代向けのコミュニケーションには、このような等身大の表現が効果的であり、ブランドの世界観をより親しみやすく伝えることができたと感じています。
その結果として投稿の保存数やInstagramのストーリーズでの反応が増え、若い女性からの興味関心が高まっているという手応えを感じました。

SNSを取り巻く環境は常に変化しており、アルゴリズムのアップデートも頻繁です。
現在はリール動画が優遇されているような状況もあり、「投稿をより多くの人に表示させるにはどうすればよいか」といったアドバイスも常に頂いています。
このようなアルゴリズムの変化への対応は社内のリソースだけでは限界があります。
リデルさんはそのようなアルゴリズムへの理解も深く、最新の傾向に対して適切な提案をしていただけるのは大変心強いです。

まとめ

今回リデルさんとの取り組みで、丁寧なコミュニケーションに大いに助けられました。
やり取りさせていただくなかでも、皆さんがとても丁寧に対応してくださり、非常にありがたく感じています。

特に印象的だったのは、BABY-Gの世界観をしっかりと理解した上で、それぞれの担当者さんの個性を活かした提案をしていただいたことです。
BABY-Gというブランドの新たな可能性を感じられ、少しずつ新しい一面を引き出すことができているのではないかと思います。

近年、腕時計そのものを身につける人が減ってきていると感じています。
以前、10代の若者や女子高生から「クラスで腕時計をつけているのは1〜2人くらい」といった声を耳にしました。
今後はさらに“腕時計離れ”が進むと予想されるからこそ、まずはSNSを通じて「腕時計の魅力を知ってもらう」ことが重要だと考えています。

SNSはその入り口として非常に有効です。たとえすぐに購入に至らなくても、「こんな時計があるんだ」「ちょっと気になるかも」と感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。

そのためにも、SNSでの発信力を強化して若い世代との接点やコミュニケーションをもっと増やしていきたいですし、そこに向けてこれからもいろんな仕掛けをしていけたらと思っています。
BABY-Gとしても、今後もブランドの世界観を大切にしながら、多くの人々の日常に自然に寄り添う発信を続けていきたいと考えています。

カシオ計算機株式会社

カシオ計算機株式会社は、腕時計、電子辞書、電子楽器、デジタルカメラなど多岐にわたる電子製品を展開する日本の総合エレクトロニクスメーカーです。
1994年に誕生した「BABY-G」は、G-SHOCKのコンセプトを受け継ぎながら、女性らしいデザインとタフネス性能を融合させたブランドとして人気を博しています。
ファッション性と機能性を兼ね備えたコレクションは、国内外問わず幅広い世代から支持されています。

カシオ計算機株式会社は、腕時計、電子辞書、電子楽器、デジタルカメラなど多岐にわたる電子製品を展開する日本の総合エレクトロニクスメーカーです。
1994年に誕生した「BABY-G」は、G-SHOCKのコンセプトを受け継ぎながら、女性らしいデザインとタフネス性能を融合させたブランドとして人気を博しています。
ファッション性と機能性を兼ね備えたコレクションは、国内外問わず幅広い世代から支持されています。

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