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【人がAIと協働する時代へ】リデル、「AI前提の働き方」への組織アップデートを本格始動
2025年7月24日(Thu)
業務設計・雇用定義・評価制度まで再構築。AIと人が共創する、新しい組織のかたちへ
弊社は2025年春より、AI活用を前提とした業務設計・雇用定義・評価制度の全社的なアップデートを本格的に開始したことをお知らせいたします。
生成AIの進化により、企業活動そのものが大きく変わろうとしています。
リデルでは「人間を前提とした業務設計」から脱却し、AIが得意とする領域と、人間が本来担うべき創造性・関係性・判断の領域を明確に切り分けた新たな組織設計に移行しています。
この変革は業務プロセスの再構築にとどまらず、雇用の定義、人材育成、評価制度の根本的な再設計までを含む全社プロジェクトとして進行中です。
■リデルの「AI前提」組織デザインの柱
1|AIと人間の役割分担を明確化
人間は「共感」「関係性」「創造・判断」など感性や直感が求められる領域を担い、AIは「情報整理」「構造設計」「生成・分析」といった定型業務を高速・高精度で担います。
この分業設計によって、生産性だけでなく創造性の発揮も最大化する体制を構築します。
2|業務プロセス、雇用、育成、評価も“AI前提”に再構築
評価制度に「Non-cognitive Levels(非認知レベル)」を導入。論理性だけでなく、感情の機微、信頼関係構築、共感力といった非認知能力にもフォーカスしていきます。
社内では「非認知ホウレンソウ」という独自チェックリストを活用し、チーム間の心の状態や空気の変化を見逃さないマネジメントを推進。
社員育成では「AIを“使える人材”ではなく、“共に働ける人材”を育てる」ことを軸に、新しいマネジメント研修を導入していきます。
3|PM系クラウドワーカー×AIで柔軟で強いチーム体制へ
リデルは2017年からクラウドワーカーとのチームアップ運用を開始し、ルーティン業務はすべてタスク化・マニュアル化して副業・フリーランス人材へ委託してきました。
この体制が、重要なアセットとなり、現在ではAIへのスムーズな移行基盤となっております。直近3ヶ月でさまざまな作業がAIにより自動化され、多くの定型業務が不要となりました。
今後は「人 × AI × PM系クラウドワーカー」によるフラットでしなやかな組織運営へと進化していきます。
4|AIエージェントによる開発・業務支援の内製化
社内では、AI駆動開発、AIエージェントを使ったWebサイト・アプリ開発やコンテンツ制作を推進中。
ChatGPTやClaude、Geminiなどをタスク設計・提案・制作・管理に活用し、「必要以上に開発・運用しない」ミニマルな業務構造へシフトしています。
■リデルが目指す「AIX=AI活用型体験」の社会実装へ
AIが進化しても、「人に届く情報や価値は、人の視点からしか生まれない」という本質は変わりません。
リデルは、マーケティング現場で培った“人の共感設計”の知見と、AI実装ノウハウを掛け合わせ、AI時代でも「人が活きる」企業文化の確立を目指します。
【今後の展望】
今後も「AIを前提とした働き方」への転換を段階的に進め、社外にもこの仕組みを提供し、PoCや共創プロジェクトも展開を予定しております。
組織変革を通じて、“自走できる”AI時代のモデルケース企業として、社会へ発信していきます。