コラム

X(旧Twitter)のアルゴリズム|2025年最新トレンドを活かした運用戦略

最終更新日 2025年4月30日(Wed)

記事作成日 2024年5月23日(Thu)

※2025年4月14日更新の記事です。

Xで企業アカウントを成長させるためには、投稿したポストがどのように評価されるかを理解する必要があります。そのためには、アルゴリズムの仕組みを理解すること、さらに他の企業がどんなポストでユーザーから好印象を得ているのか、トレンドを押さえた最新の事例を分析することが重要です。
この記事では、Xのアルゴリズムを分かりやすく解説するとともに、大手企業の最新ポスト例を具体的に紹介します。また、アルゴリズムのアップデートに左右されず、アカウントを成長させ続けるためのコツもお伝えします。
この記事を通して、企業アカウント運用のヒントをぜひ見つけてください。

X(旧Twitter)のアルゴリズムとは

X(旧Twitter)のアルゴリズムとは

X(旧Twitter)で投稿を見てもらうには、「アルゴリズム」がどんな仕組みかを知っておくことが大切です。
どんな投稿が「おすすめ」に出てくるのか、なぜあの人の投稿ばかり表示されるのか、それにはXならではのルールがあります。

まずは、その基本的な仕組みや変化を、わかりやすく解説していきます。

 

アルゴリズムの基礎知識

「アルゴリズム」とは、情報を選んだり並べたりするためのルールや仕組みのことです。
X(旧Twitter)では、このアルゴリズムによって、「どの投稿がどの人に表示されるか」が決まっています。

Xのタイムラインは、ただ新しい順に並んでいるだけではありません。実は、「この投稿があなたに合っていそう」とAIが判断したものが、より目立つ場所に表示されるようになっています。

その判断に使われているのが、ユーザーの行動データです。
たとえば「どんな投稿にいいねしたか」「誰をフォローしているか」「どの投稿をよくリポストしているか」といった、日ごろのアクションがアルゴリズムに反映されます。

 

最新のアルゴリズムでどう変わった?

近年のアップデートで、Xのアルゴリズムはさらに「アクション重視」「課金ユーザー優遇」の傾向が強まりました。

具体的には、反応の多い人気アカウントや、有料プラン(X Premium)に加入しているアカウントが、投稿の露出で有利になっています。
アルゴリズムの透明性が一部公開されたこともあり、「誰に表示されやすいのか」が徐々に明確化されてきました。

 

X(旧Twitter)アルゴリズムの仕組み

X(旧Twitter)アルゴリズムの仕組み

では、実際にどんなアカウントが「見られる投稿」として、上位に表示されるのでしょうか。

本章では、Xのアルゴリズムが表示順を決めるうえで重視している要素を、わかりやすく解説していきます。

 

いいね!やリポスト

多くのユーザーから「いいね」や「リポスト(再投稿)」されている投稿は、人気が高いと判断され、表示されやすくなります。

ユーザーからの反応が多いほどアルゴリズムに好影響を与えるため、アクションを引き出すための内容作りが重要です。

 

リプライ

コメント欄でのやり取り(リプライ)が多い投稿も、表示されやすくなります。

ユーザー同士の会話が活発な投稿ほど、「この投稿は会話が生まれていて、注目度が高い」と見なされる傾向があります。

 

アカウントのフォロワー数

アルゴリズムは、フォロワー数が多いアカウントほど優遇されやすい傾向にあります。
また、フォロワー数に比べてフォロー数が少ないアカウントは、「影響力がある存在」として評価されやすくなります。

バランスが重要で、相互フォローよりも「フォローされる側」としての立ち位置が強みになるということです。

 

滞在時間などのエンゲージメント

投稿に対してユーザーがどれだけ長く滞在したか、リンクを開いたかなどの行動も評価に含まれます。

単なる「いいね」だけでなく、「しっかり読まれていること」も重要な指標です。

 

ツイートの鮮度

Xでは、投稿されてから時間が経っていない“新しい投稿”が優先的に表示されやすいです。

特に話題性のある内容は、投稿直後に反応が集まることでリーチが一気に広がります。

「今この瞬間の話題」をうまく取り入れると、露出がグッと伸びるチャンスに。

 

認証バッジ

X Premium(旧Twitter Blue)加入者は、アルゴリズム上優遇される設計です。

「信頼できる投稿」として見られやすくなるので、アカウントの強化を考えている方にはおすすめです。

ブロック、ミュート、ポストを報告

多くのユーザーにブロックされたり、ミュートや報告された投稿は、ネガティブなアクションとしてアルゴリズムに記録されます。

このような「嫌がられる」反応が多いと、投稿の露出が制限される可能性が高まります。

 

X(旧Twitter)アルゴリズムが変わった根拠や目的

Twitter(X)アルゴリズムのオープンソース化の目的とポイント

 2022年にイーロン・マスク氏がXを買収して以降、プラットフォームには大きな変化がもたらされました。アプリ内の機能は度重なるアップデートを経ていますが、ユーザーからは特にアルゴリズムの変化が注目されています。

このアルゴリズムを理解し活用すれば、企業のPR戦略においても大きな武器となる可能性があるからです。2025年現在、Xは引き続き進化を遂げており、効果的な投稿戦略がビジネスの成功にますます重要となっています。

 

「Github」と「公式ブログ」による公開内容

Twitter社から発表されたアルゴリズムの具体的な内容に関して、2023年3月31日(日本時間4月1日)、ソフトウェア開発のプラットフォーム「Github社」と「X公式ブログ」で言及しています。

Githubでは、下記図のTwitterレコメンデーションアルゴリズム(構築と提供を担当する一連のサービスとジョブ)や、推奨アルゴリズムの主なコンポーネント(構成要素)について発表しています。

 

レコメンデーションアルゴリズム

(出典:Github公式ホームページ)

また、公式ホームページでは、レコメンデーションアルゴリズムに関する具体的な解説をしています。

一般的なSEO(Search Engine Optimization)と同様、過去ツイートの人気度やユーザーからのアクションが多いアカウントが評価に繋がるようです。

 

興味を持つユーザーへ「おすすめタイムライン」コンテンツ表示

公開されたアルゴリズムの中でもPR運用における有力情報として注視したい、3つのポイントをピックアップしました。

まずは、フォロー外のアカウントへ訴求効果が高まる、おすすめタイムラインへの「優先表示機能」です。ユーザーの行動履歴から、ハッシュタグを基に興味・関心が高いツイートを自動的に表示します。

つまり、コンバージョンに繋がりやすい人のおすすめタイムラインへ表示されることで、フォロワー獲得や販促を狙えるのです。

 

最高のツイート1500件の抽出・ランキング付け

タイムラインの表示順序は様々な候補ソースが考慮された上で、数億件の中から最適な「フォロワーの750ツイート」「フォロワーでない人の750ツイート」の合計1,500ツイートが抽出されます。(抽出割合は、ユーザーによって異なる場合が有ります。)

選ばれた1,500ツイートは、下記で解説するエンゲージメント予測で高い点数順にランキング付けされ、広告ツイートも混同して表示されます。

 

XPremium(旧Twitter Blue)はアルゴリズムで優遇される

数億件の中から1,500件のツイートへのランクイン、さらに上位表示させるのはどれだけ理解していても、実際には至難の業とも言えます。そこで、手っ取り早いのが有料プラン「XPremium」です。

経営者思考の強いイーロン・マスク氏の思惑でもあり、早い話「サブスクリプションサービスのXPremiumに加入してお金を払うことで、優先的な扱いを受けられる」という事業戦略です。

具体的にXPremiumには、以下の3種類があります。

  • ベーシック: ウェブサイトで月額3ドルまたは年額32ドル(または現地通貨での相当額)
  • プレミアム: ウェブサイトで月額8ドルまたは年額84ドル(または現地通貨での相当額)
  • プレミアムプラス: ウェブサイトで月額16ドルまたは年額168ドル(または現地通貨での相当額)

 

「認証バッジ」は、プレミアムもしくはプレミアムプラス加入者のみ付与されます。Xの事業戦略背景から言うと、「プレミアムプラス>プレミアム>ベーシック」の順に優先的な扱いをされる可能性が高いと考えられます。

 

X(旧Twitter)がオープンソースに変わったことで生まれるメリット4選

X(Twitter)コードのオープンソースで考えられるメリット4選

オープンソースとしてアルゴリズムが公開され、Xはどのように変化したのでしょうか?変化によるメリットに注目し、Xで生まれた新たな可能性について紹介します。

 

Twitterプラットフォームの透明性向上

Twitterは公式ブログで、「Twitterの透明性のある新時代」と題して、「私たちのプラットフォームを透明化する責任がある」「透明性のある新時代の第一歩を踏み出した」と伝えています。

さらに「最高水準の透明性」を目指して、ユーザーの安全性やプライバシー確保、性的搾取や不正操作など悪意あるユーザーからの保護へ取り組む姿勢を見せています。

 

ユーザーとの信頼関係構築

プラットフォームの透明性を挙げることで、ユーザーは安心して意見や近況などを投稿できます。

実際に「Twitterヘルプセンター」のホームページ上では、ルールページに「安全」「プライバシー」「信頼性」について触れており、違反者はアカウント凍結のペナルティを受けています。ユーザーからの信頼性が高まることで、X利用者はさらに増加していくでしょう。

 

競合他社との公平化によるSNS活性化

集客や販促を目的とするSNSメディアは、他にも様々な種類があります。総務省が発表する「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、主要SNSメディアにおける全世代平均利用率はLINE94.9%、TikTok32.5%、X(Twitter)49.0%、Instagram56.1%、Facebook30.7%でした。

多くの人が連絡手段として利用する「LINE」を除けば、X以外の3メディアはアルゴリズムをすでに公開しています。Xもアルゴリズムの公開によって競合他社との公平化を目指し、ユーザー獲得とSNS活性化を目指したかったのではないでしょうか。

 

新機能やサービスの提供に繋がる可能性

オープンソース化によりソースコードを公式に公表したことで、利用ユーザーは自由自在に改変や研究ができるようになりました。オンラインやWEB技術に長けた開発者が、このアルゴリズムを利用して更によい新機能やサービスを生み出すきっかけとなり、さらに便利で画期的なシステムへの進化が見込めます。

 

X(旧Twitter)でプラス評価となるポスト(旧ツイート)例4選

【2023年最新版】X(Twitter)のアルゴリズムでスコア評価される具体例

では、明確化されたアルゴリズムを基に、実際にどのような投稿が評価されるのか、見ていきましょう。

プラスに評価される項目では、行動するごとにアルゴリズム上有利になると考えられます。

 

ユーザーからアクションをもらう

X(旧Twitter)では、「どれだけユーザーから反応(アクション)をもらえるか」が表示順位に大きく影響します。実際、GitHubで公開された情報によると、アルゴリズムは次のような加点方式を採用しています。

  • 「いいね」……0.5点
  • 「リポスト(旧リツイート)」……1点
  • 「コメント(リプライ)」……加点あり
  • 「プロフィールを見に行き、他の投稿にもいいね」……加点あり
  • 「もらったコメントに返信やいいねをする」……最大75点加算
  • 「投稿をクリックしてからの滞在時間が2分以上」……加点対象

この中でも特に注目なのが、「もらったコメントに自分からリアクションすること」で一気に75点も加算される点です。
エンゲージメントを「受け身」で終わらせず、双方向のやりとりを生むことが高評価のカギになります。

また、こうしたアクションを引き出すためには、次のような工夫が有効です。

 

  • フォロワーの意見を聞く「質問型ポスト」
  • リプライしやすいテーマや話題を選ぶ
  • ユーザーの共感を呼ぶエピソードや日常感のある投稿
  • 投稿後のコメントにはできるだけリアクションする

単に情報を発信するだけではなく、「参加したくなる投稿」を心がけてみましょう。

 

画像や動画付きで投稿する

Xでは、画像や動画を添えた投稿は、テキストだけの投稿に比べて約2倍の評価を受けやすいと言われています。

画像は最大4枚まで使えますが、1〜2枚に絞るほうが見やすくなることも。動画は30〜60秒程度が目安で、長すぎると離脱されやすくなります。

見づらい画像や伝わりにくい内容は逆効果になるため、「何を伝えたいか」を意識して選ぶことが大切です。

 

XPremiumへ加入する

加算方式は明らかではありませんが、先述の通りXPremiumに加入して投稿すれば、優先的=プラス評価になります。

 月額数百円程度ですので、アカウントを短期間で伸ばしたい企業は、積極的に検討してみてください。

 

フォロワー数を獲得する

Xでは、フォロー数に対してフォロワー数が少ないアカウントは、影響力が低いと判断されやすいです。つまり、「たくさんフォローしているのに、あまりフォローされていない」状態だと、アルゴリズム上の評価が下がる可能性があります。

そのため、まずは「この人の投稿は読みたい」と思ってもらえるような発信を意識することが大切。日々の投稿内容を工夫したり、プロフィールの印象を整えることで、フォロワーの増加につながります。

また、「共感・役立つ・面白い」といった軸を意識して発信することで、自然にフォローされる流れを作ることが評価アップの近道になります。

 

X(旧Twitter)でマイナス評価となるポスト(旧ツイート)例3選

【2023年最新版】X(Twitter)のアルゴリズムでマイナス評価される具体例

Xでは、アルゴリズムにマイナスに働く減点のような制度もあります。

 

ポスト(旧ツイート)内にURLを貼付する

ユーザーが貼り付けられた外部URLへ移行してしまい、X(旧Twitter)を利用する時間が終了してしまう恐れがあり、マイナス評価を受けやすくなります。

 

ブロック・ミュート・フォロー解除される

言わずもがなですが、ユーザー・フォロワーが見ていて不快な気持ちになるなど、何らかの悪い要因によりブロックやミュート、フォロー解除をされると、減点対象となります。

  特に、自分の「ポストを報告」されてしまうと、-369ものスコアがついてしまうため注意が必要です。

 

規約やルール違反をする

X(旧Twitter)による内部の見回り以外にも、「不正行為」や「スパム」などの危険行為は他のユーザーから報告ですぐに発覚しますので、モラルを遵守したツイートを心がけましょう。

たとえば、無差別なフォローやフォロー外しを繰り返す行為、不自然な数のDM送信、他人を攻撃するような投稿、虚偽情報の拡散、過剰なリンクの貼り付けといった行動は、違反と判断されやすくなります。

 

伸びるアカウントにすべく評価されやすいツイートとは?

上記を考慮して、「成長アカウント」を目指すにはXPremiumに加入した上で、「リポスト(旧リツイート)・リプライキャンペーン」などを実施してみることです。

キャンペーンによってユーザーに何らかの恩恵を与えることで、リポスト(旧リツイート)・リプライに繋がり、加算点を得やすくなります。また、リプライ欄に2分以上滞在してもらえればさらに+10点の加点をしてもらえます。

 

アルゴリズムが変わってもX(旧Twitter)アカウントを成長させるには?

成長アカウントにするには?SNSマーケティング参入企業の運用戦略

「評価されるツイート」の攻略により、成長アカウントへのメソッドが開けてきました。

しかし、評価されやすい投稿を続けることとプラスアルファで、下記でご紹介する2点のポイントも同時進行で解析が重要です。

 

エンゲージメント率の向上で評価されるアカウントづくり

記事内に何度か出てきた「エンゲージメント」ですが、これは発信されたツイートに対して起こったアクションや反応数の指標のことです。

エンゲージメント率を高めるための「PDCAサイクル」は、Webマーケティングにおける基本の「き」です。

「P=エンゲージを得られる発信内容の計画」「D=ツイートにより実行」「C=各アクション数の把握」「A=エンゲージメント率向上に向けた改善」を日々、継続的に行いましょう。

 

X(旧Twitter)アナリティクス分析で数値の明確化

Webマーケティングに携わる方にとって、Webサイトのアクセス数などを解析する「Googleアナリティクス」は馴染み深いと思います。実はX(旧Twitter)にも同様のシステム(無料)である「X(旧Twitter)アナリティクス」が存在しており、X(旧Twitter)アカウントに対して起こった様々なアクションを数値化して分析することが可能です。

X(旧Twitter)アナリティクスでは「エンゲージメント率」はもちろん、「コンバージョントラッキング」も確認できます。コンバージョントラッキングとは、コンバージョン(ゴールとしている成果)に繋がったアカウント数を記録する機能のことです。ツイートを見た後にユーザーがとった行動が把握できるので、費用対効果の解析、さらに他の新規顧客獲得に繋げるヒントを得られます。

 

Xアルゴリズムに有効!最新企業ポスト事例7選

近年、企業アカウントの投稿方法が進化中です。従来のテキスト主体の投稿から、商品の魅力やブランドの世界観を伝えるために、目を惹くインフォグラフィックやキャッチーなデザインが広まっています。これと同時に、キャンペーンによりフォロー・リポストを促し、ユーザーアクションを施すことで、アルゴリズムへの有効性が働いているようです。

本章では、実際の企業アカウントの投稿を取り上げ、どのように画像を効果的に使っているのか紹介します。最新の投稿トレンドをチェックしてみましょう。

 

1.対立構造

丸亀製麺のポスト例

最近の企業アカウントでは、色や商品を対立させたグラフィックが多く使用されています。このようなデザインは、視覚的なインパクトを与えるのに効果的です。

たとえば、丸亀製麺の投稿では、話題のうどーなつを「焼きいも味」と「ピザ味」という対照的な商品の特徴を打ち出しています。背景色やアイコンのデザインも、それぞれの商品イメージに合った色や形状を採用することで、視覚的に対立構造を強調させます。

ユーザーはどちらを選ぶか迷う楽しさを感じ、投稿へのエンゲージメント向上が期待できそうです。

ゴンチャポスト例

さらに、台湾茶の専門チェーン店Gong chaの投稿では、新商品を「白」と「黒」という色で対立させています。暗い背景と光沢のあるビジュアルを組み合わせ、商品のプレミアム感や期待感を演出。これにより、ただ新商品を紹介するだけでなく、視覚的な対比がストーリー性を持たせ、ブランドイメージを強化しています。

 

2.Z世代向け構文

マクドナルドのポスト例

マクドナルドの投稿では、Z世代を意識した親しみやすい言葉やデザインが印象的です。たとえば、「カキコ」や「当たるンゴ」といった軽いノリの言葉遣いで、フランクな雰囲気を演出。また、黄色の背景や大きな文字で視覚的に目を引き、重要な情報は赤で強調しています。

絵文字や短い文章で構成されているため、情報が一瞬で伝わるのもポイント。これにより、若い世代が自然と興味を持ち、投稿を見てもらいやすくなっています。

 

3.記念日

東ハトのポスト例

お菓子メーカー「東ハト」の投稿では、10月8日を「株式会社東ハトの日」として独自に制定し、キャラメルコーンやポテコなどの人気商品をアピールする工夫がされています。このような記念日を活用することで、ブランドの認知度を高めるとともに、特別な日としてユーザーの記憶に残す効果を狙っています。

投稿では、明るく親しみやすいデザインや、簡単な応募ステップを画像でわかりやすく明示。「#東ハトの日」や「好きなお菓子」といったテーマを取り入れることで、ユーザーが気軽に参加できる雰囲気を演出しています。

記念日を通じたキャンペーンは、ユーザーとの交流を活性化させるのに有効な手法です。

 

4.ティザー施策

ポケモン公式のポスト例

ティザー施策とは、情報を小出しにしてユーザーの期待感を高めるマーケティング手法で、「リリース前」の告知に効果的です。ポケモン公式アカウントでは、新アプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」のリリースに向け、短い動画や「READY?」といったキャッチフレーズで次の展開を期待させています。

投稿は、具体的なダウンロード案内や遊び方に触れつつも、詳細はリンク先で確認させる構成を採用。投稿自体はシンプルかつ直感的にユーザーの関心を引きつける内容になっています。

こうした施策により、話題性を高めながら正式リリースへの注目を集めることに成功しています。

 

5.ダブル企画

ドスパラのポスト例

ドスパラの投稿では、スポーツブランドのミズノとのコラボレーションを通じて「ゲームもスポーツも楽しもう!」というテーマのキャンペーンを展開しています。このダブル企画は、異なるジャンルのブランドを掛け合わせることで、幅広いユーザー層の関心を引く戦略が特徴です。

投稿では、ミズノのバックパックやドスパラ提供のゲーミングモニターなど、豪華な賞品を目玉としてアピール。背景にはスポーツとゲームを象徴するダイナミックなデザインを採用し、視覚的なインパクトを強調しています。

このようなコラボキャンペーンは、ブランド間の相乗効果を活かし、ゲームやスポーツ好きな層だけでなく、幅広い層にアプローチできる点が魅力です。ドスパラとミズノがそれぞれの魅力を引き出し合うことで、双方のブランド価値を高めています。

 

6.総選挙

ファミリーマートのポスト例

この投稿は「#ファミマルカップ麺総選挙」と題し、同シリーズの中でどれが好きかを考えさせる仕掛けになっています。これにより、ユーザーはまだ買ったことのない商品に興味を持ち、結果として商品の認知度アップにもつながります。また、他のユーザーが投稿する味の感想に対するコメントは、新たに購入するきっかけとなる効果も期待できるでしょう。

投稿では、商品の画像を中心に配置し、対象となるカップ麺の種類が一目でわかる構成に。さらに、「無料クーポンが1万人に当たる!」という特典を大きくアピールし、視覚的なインパクトで強く印象に残る仕上がりになっています。

このようなキャンペーンは、簡単な応募方法と魅力的な特典で、多くのユーザーを引きつける仕掛けとして成功しています。

 

7.限定

AGFのポスト例

AGFの投稿では、「3時間限定」という時間制限を強調したキャンペーンで、即時にユーザーの行動を促す戦略をとっています。

さらに投稿のビジュアルでは、「当選確率3倍」という魅力的な条件を大きな文字で目立たせ、視覚的にユーザーの興味を引いています。

このような「限定」キャンペーンは、ユーザーに特別感を与え、行動を促す効果的な方法です。時間制限と魅力的な特典の組み合わせで、ブランドの注目度を一気に引き上げています。

 

まとめ

チェックマーク

この記事では、X(旧Twitter)の最新アルゴリズムの仕組みと、それに対応した運用のコツをご紹介しました。

いいねやリポストなどの反応をどう引き出すか、有料プランの活用や企業事例から見える工夫など、アルゴリズムを味方につけるためのヒントはたくさんあります。

仕組みを知るだけでなく、それをどう活かすかが運用の分かれ道です。日々の投稿に少しずつ工夫を重ねて、フォロワーとのつながりを深めていきましょう。

※本記事で解説したサービス・料金を含む一連の内容は、2025年4月14日時点における情報です。

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