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【本紹介】「具体と抽象」の概念を仕事に生かそう
最終更新日 2026年2月21日(Sat)
記事作成日 2023年12月23日(Sat)

仕事で行き詰った時やステップアップしたいと思う時、解決策を見出すために本を読んだことがある人は多いと思います。
しかし、読んだ時は問題を解決しても、「後からまた読みたくなる本」に出会えることは少ないかもしれません。
今回は、細川功さんの著書である「具体と抽象」という本が非常にためになる、「後から読み返したくなる本」だったので、みなさんにも本コラムを通じてシェアします。
今回は、リデルシェア(note)にて弊社佐藤が担当した「「具体と抽象」の概念を仕事に生かそう」をコラム記事としてお届けします。
目次
ビジネス書「具体と抽象」の著者や評価は?
「具体と抽象」は、ビジネスコンサルタントとして活動する細谷功氏によって執筆された、高い評価を得ている名著です。
細谷功さんの他の著書は、以下の通りです。
- 地頭力を鍛える(東洋経済新報社)
- アナロジー思考(東洋経済新報社)
- いま、すぐはじめる地頭力(だいわ文庫)
- メタ思考トレーニング(PHPビジネス新書)
- 会社の老化は止められない(亜紀書房) 他、訳書など
「具体と抽象」はAmazonの電子書籍、Kindle版でも購読可能です。
2023年12月時点でのレビューは2,623個、★4.4という高評価を得ています。
では、さっそくどのような本なのか、ご紹介していきましょう。
「具体」と「抽象」の概念とは?
「具体」は個別事象を見て解釈のブレがない概念であり、「抽象」は汎用性が高くパターンや法則を認識する概念です。
・応用が効かない
・人によって解釈の違いが生じない
・個別事象を見る
・汎用性が高い
・人によって解釈の違いが生じる
・パターン・法則を認識する
「抽象」と「具体」の尺度は人によって違う?
抽象と具体のレベル感やスケール感は人によって感覚が異なり、絶対的な基準は存在しないことを理解しておく必要があります。「絶対的な抽象」や「絶対的な具体」は存在しません。
例えば、上司と部下で、仕事の目的やアウトプットの認識がズレていた経験はありませんでしょうか。
部下は「仕様書のレビュー」が目的だと思っていたけど、上司はあくまでもそれは手段だと思っていて、本当の目的は「投資の意思決定をするため」だと考えていた、などです。
目的と手段の関係も相対的に捉えることができ、これは仕事の捉え方の「抽象度(具体度)」が異なるために起こる認識相違であると説明できます。
他にも、「議論が噛み合わない」という状況に遭遇するかと思います。
この理由は様々考えられますが、おおよそは話し手同士の「その議論の抽象度認識(および具体度)の不一致」が原因です。
物事に対する「抽象度・具体度」の捉え方が異なる、という前提を意識下に置いておくと、他者とのコミュニケーション上のズレの原因が考えやすくなるのではないでしょうか。
「抽象と具体の行き来」で話が上手くなる理由とは?
抽象と具体を行き来することで、複数の事象から共通点や相違点を見つけて的確な「たとえ話」ができるようになるため、説明が上手になります。
多くの人が「自分は話下手」と思っていますが、物事を捉える時に、「共通点」や「相違点」を整理する癖や訓練をすることで、もしかすると話が上手い人になれるかもしれません。
仕事の適性を「抽象・具体」の観点で判断する方法とは?
世の中の仕事は「抽象から具体への変換作業」で成り立っており、自分がどちらの概念を扱うのが得意かを把握することで適性を判断できます。
- まず、おおよその企画や戦略が立てられる
- それが詳細な計画へ進む
- 最後は具体的に実行されたりものが作られる
そして、世の中の多くの職種は、「抽象」寄り、または「具体」寄りのどちらかの仕事を主に担当するのが多いのではないでしょうか。
【例】
- 「抽象」寄り:マーケター、コンサルタント、ストラテジストなど
- 「具体」寄り:エンジニア、イラストレーター、イベントの実行者、製造責任者など
※デザイナーは「抽象と具体を行き来する」ようなポジションだと捉えていますが、UIデザインやグラフィックなどのアウトプットは「具体」の仕事と考えます。
それぞれの職種は、「創造的な企画を立案できる」や「効率的に質の高いモノが生み出せる」など、「抽象が得意」「具体が得意」がそれぞれのスペシャリティであり、それが特徴です。
自分はそもそも、「抽象的概念」と「具体的概念」のどちらを扱うのが得意か、考えてみてください。
ほとんどの人は後天的な訓練でいずれの概念も扱うことはできますが、得手不得手があると思います。
仕事が「抽象・具体」のどちらの概念を主に扱うのか、そしてご自分の「抽象・具体」に対する得手不得手を把握すると、自身の仕事に対する適性を判断できるかもしれません。
「具体と抽象」を仕事に生かすポイントのまとめ
「具体と抽象」の概念を理解し、日常的にその行き来を意識して訓練することで、コミュニケーションの改善や業務の適性判断などあらゆる仕事に活かすことができます。
この「抽象と具体」という概念自体は、「抽象的」なレイヤー=汎用性の高い話だと感じています。
仕事以外でも「こんなところにも抽象と具体の概念がある」と考えること自体が、「抽象と具体を行き来する訓練」になりそうです。ぜひみなさんも意識してみてはいかがでしょうか。
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