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「UGC」を施したSNS広告が効果的!Instagramでの活用事例を解説
最終更新日 2026年2月21日(Sat)
記事作成日 2023年12月26日(Tue)

SNSの活発化により、Webマーケティングの施策が過渡期を迎えています。
「企業が自らプッシュする従来のWebマーケティング」の課題を解決すべく、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用したSNS広告の可能性にスポットライトが当たっています。
ただ、一口に「SNS広告で集客したい」と言っても、ノウハウが分からず切り口に悩むケースもあるでしょう。
そこで本記事では、次世代のWebマーケティングとしてぜひ活用したい「SNS広告×UGC」について、事例をまじえて詳しく紹介します。
リスティング広告など、従来のWebマーケティングに限界を感じていたら、SNS広告をぜひ次の選択肢に入れてみてください。
目次
WebマーケティングとSNS広告を連動させる重要性とは?

近年、従来のWebマーケティングの限界を突破し、新たな集客チャネルや施策を生み出すために、InstagramなどのSNS広告との連動が不可欠となっています。
従来、SNSは「Webサイト(HP)へ流入を増やす手段の1つ」だと認識されていました。
しかし、SNSのユーザー数は年々増加しており、今や「Webマーケティングの補助ツール」では無くなってきています。
例えば、SNSでは以下のようなWebマーケティングにプラスとなるアイデアを集めることが可能です。
- インサイト情報で投稿への反応を判断する
- ユーザーの声から商品開発の新たなヒントを得る
- ハッシュタグをSEO・リスティングキーワードに逆輸入する
- 想定外のバズから新たなユーザーコミュニティを知る
SNSをWebメディアへの集客チャネルの1つとしてとらえるのではなく、Webマーケティングと掛け算して新たな施策を生むことが大切なのです。
SNS広告で注目される「UGC」を活用した施策とは?

SNS広告において、ユーザーの共感を強く惹きつけ、高い効果を発揮するユニークな手法が「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」を活用した施策です。
UGCによる広告の大きな特徴は、共感を得やすい点にあります。
そもそもUGC(ユーザー生成コンテンツ)とは何か?
UGCとは「User Generated Content」の略で、企業ではなく一般ユーザー自身の手によって作成・発信されたコンテンツのことです。
例えば、一般ユーザーによる次のようなコンテンツがUGCにあたります。
- 購入報告
- 商品の使用報告
- レビュー・口コミ
- 新たな使い方のシェア
企業が販促目的などで作成したコンテンツではなく、「一般ユーザーの手によって作成されたもの」というのが特徴です。
UGCをSNS広告として活用する方法とは?
インフルエンサーに独自の視点で体験型コンテンツを投稿してもらい、それをSNSの機能(タイアップ投稿など)を用いて有料プロモーションとして配信するのが主な方法です。
これによって、宣伝らしくない自然な体験型訴求ができ、特にInstagramを中心にUGC広告が積極的に打ち出されています。
Instagramの公式アプリでは、企業とインフルエンサーが協業関係にあることを示した「タイアップ投稿」として、UGCを公開できます。そして企業のアカウントから「タイアップ投稿」を広告出稿できるのです。
UGCをSNS広告に活用する3つのメリットとは?

UGCをSNS広告に活用することで、従来の商業的な広告とは異なり、ユーザーの感情に寄り添った自然で波及力のある訴求が可能になるというメリットがあります。
商業デザインを活用するよくある広告との違いから、メリットを再確認しておきましょう。
メリット1:ユーザー目線のリアルな口コミを広められる理由とは?
UGCは投稿者が良い面も悪い面も忖度なく発信するため、企業発信の広告よりもリアルで信頼性の高い口コミとして消費者に受け入れられやすいからです。企業がインフルエンサーに投稿を依頼する際も、内容を完全に自社で指定することは避け、いい面も悪い面も正直にコンテンツに落とし込んでもらうことがほとんど。
そのため、Webマーケティングにおける従来の広告よりも、利用者によるリアルな意見としてコンテンツを広められます。
宣伝らしさのない自然な口コミは、購入を迷うユーザーにとって有益な検討材料となるでしょう。
メリット2:自然体のクリエイティブが親近感を生む理由とは?
プロのデザイナーが作った完璧な広告よりも、一般ユーザーによる手作り感のあるコンテンツの方がSNSのタイムラインに馴染み、宣伝特有の嫌悪感を軽減できるからです。
「目立たないと意味がないのでは?」と疑問に思う方も中にはいるでしょう。ただ、一般ユーザーの投稿の中に商業デザインらしい本格的な広告クリエイティブが混ざると、宣伝らしさを感じ取って好ましく思われない場合があるのです。
自然体なUGCは広告として出稿しても一般の投稿に溶け込み、ユーザーが気にする「プロモーションらしさ」を軽減できます。
メリット3:ユーザー参加による新たな広がりが期待できる理由とは?
UGCを広告に活用することで、「広告を見たユーザーが共感し、自発的に新たなUGCを投稿する」という無限の波及効果や認知拡大のループを生み出せるからです。
対してSNS広告では、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を増やす、つまり認知拡大をコンバージョンの1つとしています。
UGCを使ったSNS広告では、インフルエンサーから一般ユーザーへと自社商品の興味を伝染させる効果を期待できます。つまり、新たな顧客への接点を作るきっかけが生まれるのです。
「UGCを見た人が自発的にUGCを投稿する」というユーザー参加のループが発生し、1つの広告から無限大の波及効果が期待できるでしょう。
「Instagram×UGC」によるSNS広告の成功事例とは?

「体調不良時の食事」というお粥のイメージを覆し、若者世代の承認欲求を刺激してUGCの連鎖を生み出した新プロダクトの成功事例をご紹介します。
解説するのは、若者世代に向けた新たな「お粥」に関する新プロダクトの事例です。
1. UGCによる広告施策の狙いとは?
若者世代に「自分へのご褒美」としてのお粥を提案し、彼らの承認欲求を満たすSNS投稿のネタを提供することで、自発的なUGCを増やすことが最大の狙いです。
さらにターゲットを絞り込み「お粥で手軽に食事をとりたい若者世代」に注目しました。普段から仕事や勉強を頑張っている層へ、施策を通して「お粥を自分へのご褒美にしよう」と提案するアプローチ方法です。
加えて、仕事や勉強に熱心な人は、自分への理想や意識が高い傾向にあると予測できます。承認欲求があると仮定し、SNSでの「いいね」にも価値を感じる可能性を見い出しました。
そこでInstagramでUGCを増やすことで、
- 自分へのご褒美としてのお粥の提案
- 承認欲求を満たすための投稿ネタの提供
この2点を両立できるのではないかと考えたのです。
2. UGC施策を成功させるための事前準備とは?
ユーザーが思わず写真を撮って投稿したくなるよう、好みに合わせてカスタマイズできる写真映えするアレンジレシピを事前に考案・公開しておくことです。
「自分へのご褒美」の観点から好みに合わせてカスタマイズする楽しさを提供したり、写真映えするレシピを考案したりするためです。
アレンジレシピを研究して自社アカウントに掲載することで、インフルエンサーや一般ユーザーがUGCを考案する際の参考にできるようにしました。
また、タイアップでUGCの投稿を依頼するインフルエンサーの選定なども、事前準備のタイミングで進めています。
3. UGCを活用した広告展開の全体像とは?
インフルエンサーによるUGC投稿からInstagram広告の配信まで、「体験」「共有」「共感」という3つの戦略的ステップを踏んで展開されました。
それぞれのステップで実施した施策について、詳細を説明します。
ステップ①:インフルエンサーに「体験」を提供する目的とは?
インフルエンサーに商品を実際に作って食べる過程を体験してもらい、自身のリアルな言葉と視点で作られた本質的なUGCを生み出してもらうためです。インフルエンサーは、お粥を自分で作って食べるまでを実際に体験することで、商品の魅力や感想に目を向けられます。
体験することなく資料の情報をまとめただけのコンテンツでは、UGCとは言えません。インフルエンサーが自らの体験から感じたことをアウトプットするのがUGCの本質であるからです。
インフルエンサーは体験の機会提供を受けられて、自信が商品の購入を検討したり購入したりする投稿までの手間を削減できます。
ステップ②:UGCの「共有」を促す施策とは?
インフルエンサーへの体験提供に加え、一般ユーザー向けのモニターキャンペーンやプレリリース配信を実施し、UGCの発生と幅広い情報拡散を促すステップです。
公式アカウントへの指定コメントをトリガーとして応募を受け付け、当選者に商品をプレゼントする内容です。当選したら商品への感想をInstagramに投稿することを条件に加え、UGCの発生をうながしました。
また、この段階で企業のプレリリースをインフルエンサーに発信してもらう「EMERALD POST広告」も行い、さらに幅広いユーザーへと情報を共有しています。
ステップ③:広告配信で「共感」のループを生み出す仕組みとは?
蓄積されたUGCを「ブランドコンテンツ広告」として配信することで新たなユーザーの共感を呼び、彼らが自発的にUGCを投稿する好循環を創出するステップです。Instagramアプリで出稿できる「ブランドコンテンツ広告」を積極的に活用し、これまでアカウントとの接点がなかった新たなユーザーにまでアプローチ。
- オシャレなお粥が気になる
- 手軽に食べられて便利そう
- 写真映えする写真で自分もSNSに投稿したい
広告を閲覧したユーザーはこのように心を動かされ、購入を検討する可能性が高まります。さらに、購入によって得た経験を自ら発信するユーザーも現れるでしょう。
広告などで見かけたUGCを参考にユーザー自身も新たなコンテンツを作る、好循環が生まれます。
このループが生まれると、UGCによる体験の共有が自然発生的に増加するのです。
「SNS広告×UGC」の活用戦略のまとめ

UGCを活用したSNS広告は、従来のWebマーケティングの課題を解決し、ユーザーの共感と自発的な投稿の連鎖によって無限の認知拡大をもたらす次世代のマーケティング手法です。
中でもInstagramでは、インフルエンサーが体験を元に作るUGC(ユーザー生成コンテンツ)を使ったタイアップが積極的。UGCをSNS広告に流用すれば、宣伝らしさを抑えて新しい訴求を生み出せます。
今までのWebマーケティングは、ECサイトへの動線を繋いで成約・購入を得ることが常識的なコンバージョンでした。
対してInstagramをはじめとするSNS広告では、コンテンツを見たユーザーが自身もUGCを投稿したいと感じ、購入に限らない自発的な行動につながります。
UGCを見た人がさらにUGCを増やし、企業の手を離れて新しい顧客への接点が増えていくのです。
Webのリスティング広告などでは作ることが難しいこのUGCのループが安定化すれば、次世代のマーケティング手法として他社と大きな差をつけられるでしょう。
