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【2025年7月最新】Instagram企業アカウント運用改善ガイド|成果を最大化する戦略と成功事例
最終更新日 2025年7月2日(Wed)
記事作成日 2025年7月2日(Wed)
「Instagram運用を見直したい」と悩んでいませんか?
アルゴリズムの変化により、今のInstagramでは「いいね」やフォロワー数だけでは評価されなくなってきました。
求められているのは「保存される」「共感される」投稿設計。そしてユーザーとの関係性が重視される時代になりました。
企業アカウントで成果を出すには、ブランドイメージを発信するだけでなく、共感・信頼を生むコンテンツ作りが大切です。
本記事では、今すぐ見直せる運用チェックポイントから最新事例まで、Instagram改善の成功法則を体系的に紹介します。
SNS担当者や広報・マーケチームの方で、今のInstagram運用にモヤモヤを感じていたら、ぜひ最後までご覧ください。
目次
【2025年7月最新】Instagramのアルゴリズムと運用トレンドの変化
Instagramのアルゴリズムを理解することが、運用改善の第一歩です。
アルゴリズムを知らずにInstagramを運用するのは、交通ルールを知らずに車を運転するようなもの。
「なんとなくの運用」を卒業すべく、意図的に結果を出すための根拠としてぜひ参考にしてみてください。
基本のアルゴリズム
Instagramの投稿は、ユーザーごとに最適化された形で表示されるのが特徴です。
この表示順を決定する仕組みが「アルゴリズム」と呼ばれ、ユーザーの興味関心や行動履歴をもとに、投稿の表示順位が決まっています。
2025年現在、特に重要視されているのが次の3つの評価軸(シグナル)です。
Interest(関心度の高さ)
過去の閲覧履歴やアクションから、興味のありそうな投稿を優先表示。
Relationship(親密度)
コメントやDMなどのやりとりが多い相手の投稿は上位に表示されやすい。
Timeliness(鮮度)
新しい投稿ほど表示されやすく、ユーザーの利用時間とのタイミングも重要。
このような点を参考に、Instagramでは「誰に、いつ、どの投稿を見せるか」がシステム側で常に調整されています。
運用トレンドの変化
Instagramの評価軸そのものは以前のままですが、短期的なバズ思考から「長期的な価値」へと運用の視点が変わってきています。
We want to make the most of people’s time,
人々の時間を最大限に活用したい
(抜粋:Instagram公式ブログ)
この一文からも、Instagramが意味ある時間の使い方を重視している姿勢が見えるのではないでしょうか。
- 保存数やシェア数がリーチに直結
- リポストよりもオリジナルコンテンツ
- 信頼できる情報・共感の輪
こうした要素は「長期的な価値」として評価され、アルゴリズム上も優遇されやすいです。今後の運用トレンドも、「目を引く」から「心に残る」への転換が求められていくでしょう。
【すぐ確認】企業のインスタ運用改善チェックリスト
企業アカウントのインスタ運用改善に向けたチェックリストを整理しました。
よくある運用項目ばかりですが、施策の意味を知らずに取り入れても「なんとなく」程度の取り組みで終わってしまいます。「できているか」ではなく「なぜやっているのか」にも目を向けてみてください。
【チェックリスト】
- 投稿に目的を持たせているか?
- 保存?共感?プロフィール遷移?
- 目的のない投稿は、見られても「動いてもらえない」投稿になる
- 誰に届けるか明確か?
- 誰にも刺さらず誰にも行動してもらえないから
- 投稿の「見た目」に意図があるか?
- 「とりあえずオシャレ」より、「パッと伝わる」
- 保存・シェアされる設計になっているか?
- フォロー外にも投稿を広めるポイントは、いいねよりも保存・シェア
2025年に入って企業アカウントが伸びない?原因と成功法則
チェックリストを確認しても成果が出ない場合、インスタ運用改善の壁に直面している可能性があります。
ここでは「基本はできているのに伸びない」と悩む企業に向けて、思うような成果につながらない3つの落とし穴と、改善策を解説します。
原因1.初動エンゲージメントが低い
投稿しても、いいね・保存・シェアなどの反応が「投稿後すぐに」起きていないという状態です。
初動の反応スピードが重視されるため、投稿直後のエンゲージメントが少ないとリーチが伸びづらい傾向があります。
【成功法則】
「投稿した直後の30分〜1時間で誰にどう気づかせるか」を戦略的に設計する
<例>
- ストーリーズ活用
- コメント促進
- 事前の期待づくり
原因2.コンテンツがアルゴリズムの求める指標に合っていない
内容は良くても「伝え方の設計ミス」で、投稿がスルーされてしまいます。
Instagramのタイムラインや発見タブは、スクロールする瞬間の一瞬で判断される場所だからです。
どれだけ価値のある内容でも、
- 表紙で何の投稿かわからない
- タイトルが弱い・ぼんやりしてる
- テキストが読みにくい
- 画像がごちゃついている
このような「伝え方のミス」があると、内容にたどり着く前にスルーされる→読まれない→評価されないという悪い流れが生まれます。
【成功法則】
投稿の「中身の良さ」が伝わるように、見せ方も意識する
<例>
- 表紙のコピーを見直す
- 表紙ページの次に要点を置く
- デザインにメリハリをつけて読み進めてもらう
原因3.ユーザーがシェアしたくなる仕掛けが不足している
シェアされる投稿には、「これ、あの人にも教えてあげたい!」と感じさせるような人に伝えたくなる要素があります。
たとえば、身近な悩みに寄り添った共感ネタや、思わず「すごい!」と驚く情報、誰かに伝えたくなる豆知識などです。
一方で、企業アカウントの投稿は「丁寧だけど無難」なものになりがち。それではユーザーの感情が動かず、「誰かにシェアしたい」という行動にはつながりにくいでしょう。
【成功法則】
投稿に「これ、周りのみんなにも知ってほしい」と思わせる要素を入れる
<例>
- ターゲットの困りごとに言及
- 思わず人に教えたくなる事例や気づきを含める
企業アカウント向けインスタ運用改善ノウハウ5選
インスタ運用改善に直結する、企業アカウント向けの実践的なノウハウを5つご紹介します。
すべてを完璧にこなす必要はありません。まずは「今の運用で抜けていた視点はどこか?」を見極め、一つずつ意図を持って試すことが改善の第一歩です。
1. 保存されやすい「まとめ型投稿」を作る
- ノウハウ集
- チェックリスト
- ◯◯3選
といった「あとで見返したくなる投稿」は、保存されやすくリーチ拡大にも効果的です。
特に、共感を呼ぶテーマや意外性のある切り口は、保存だけでなくシェアにつながる可能性も高まります。
2.投稿後の動線を設計する
せっかくの投稿も、見逃されてしまっては意味がありません。
ストーリーズやハイライトで投稿を知らせることで、フォロワーに情報をキャッチしてもらえます。さらに、投稿後すぐの反応を集める工夫としても有効です。
ブロードキャストチャンネル(DMの一斉配信機能)を活用すれば、フォロワーへ通知付きで知らせることもでき、リーチの底上げを期待できます。
3. 「自社らしい」視点で独自性を出す
競合と似たような投稿では、ユーザーの目に留まりにくいでしょう。
自社の強みを活かした「独自の視点」を盛り込むことで、アカウントならではの価値を感じてもらえます。
- 業界特有の知見(専門性)
- メンバーの雰囲気(社風)
- 地域密着のエピソード
などは、等身大の共感を生む要素になります。
4. 表紙1枚目の「伝わるコピー」に時間をかける
Instagramでは、1枚目が表紙としてあらゆる場所に表示されます。表紙で興味を持たれなければ、2枚目以降の投稿内容を読んでもらえません。
「誰に向けた」「何の話で」「どう役立つか」がパッと伝わるキャッチコピーとビジュアルを1枚目に配置することが、立ち止まってもらうための第一歩です。
5. フォロワーと「共創」する
コンテンツを企業が一方的に届けるのではなく、ユーザーと一緒につくっていくことで、アカウント同士の関係構築になります。
ストーリーズの質問ボックスやアンケート機能などを活用して、ユーザーの声や疑問を投稿に反映しましょう。
「自分の意見が取り入れられた」と感じたユーザーは、その投稿を積極的にシェアしたり、継続的にアカウントをチェックしてくれるようになります。
アルゴリズム面でも評価されやすくなり、自然な拡散につながる好循環が生まれるでしょう。
運用改善の一手として注目される「インフルエンサー活用」
インスタ運用改善の一環として、インフルエンサーとの連携が注目されています。
なかでも、インフルエンサーとの協業は「投稿の幅を広げる」「信頼感を生む」など、運用改善の手段として注目されています。
【運用改善につながるインフルエンサーの活用案】
- タイアップ投稿の依頼
→商品を体験してもらい、感想をインフルエンサー自身の言葉で投稿してもらう - 短期ではなく「継続発信」による定着効果
→ 単発PRよりも、アンバサダー型でブランド理解を深める - 共創型コンテンツへの取り組み
→ コメント募集・アンケートなど、フォロワーの声を活かす
インフルエンサーは「届ける手段」というよりも、「一緒にファンを増やす相手」としての活用が効果を高めるポイントです。
2025年も伸び続けている企業インスタの運用改善事例
リデルが支援した企業のインスタ運用改善成功事例をご紹介します。
1.ユーザーと共創する運用でエンゲージメントと商品力を強化
メイクブランド「excel」を展開する常盤薬品工業は、視覚的な美しさを重視した投稿を中心にSNS運用を続けてきた企業です。この方針で一定のフォロワー数は獲得していたものの、コメントや保存といったユーザーからの反応は乏しく、「一方通行な発信」に課題を感じていました。
そこで同社は、リデルと連携し、ブランドの世界観を維持しつつもユーザーとの対話を生む投稿へと方針を転換。ストーリーズの質問機能やコメントしやすい投稿設計を取り入れたことで、エンゲージメントが向上しました。
特に話題となったのは、1,000件以上の声をもとに復刻カラーが決定したアイシャドウ。ユーザーとの共創によって、Instagramが商品づくりの場にも進化しました。
クリエイティブの完成度だけでなく、「ユーザーの熱量をどう引き出すか」が、企業アカウントの価値を左右する時代に入っています。
【事例の詳細はこちら】
<ユーザーの声を施策へ>クリエイティブの方向性を見直し、お客様と共創するブランドに
2.ブランド愛を活かした長期施策で新規ファンを獲得
アパレルブランド「ROPE’ PICNIC」を展開する株式会社ジュンでは、インフルエンサー施策の成果が見えにくい、世界観に合う人材の発掘が難しいなど、社内リソースと運用体制に課題を抱えていました。
そこでリデルとともに、ブランドへの愛着を持つインフルエンサーを継続的に起用する仕組みを構築。単発のPRではなく、数ヶ月にわたり「なりきり店員」としてブランドの魅力を日常的に発信してもらう「ピクニスタ」施策を実施しました。
この取り組みにより、Instagramのフォロワー獲得数は通常の約2倍に増加。シリーズ累計5万本を超える人気商品が誕生し、UGC(ユーザー投稿)も増加しました。
さらに、20代〜50代までの幅広い購買層へのリーチに成功し、従来のブランドイメージの刷新にもつながった点は大きな成果といえます。
【事例の詳細はこちら】
<継続運用で成果向上>ブランド愛に溢れるインフルエンサー活用で、新規ファン獲得に成功!
まとめ
インスタ運用改善を成功させるためには、Instagramのアルゴリズムやユーザー行動の変化を理解することが重要です。「投稿しているのに伸びない…」と感じるときこそ、運用の見直しが必要です。
ここまでの内容から、企業アカウントがインスタ運用で成果を出すための要点をおさらいしてみましょう。
【社内で取り組める改善ポイント】
- 投稿ごとの目的(保存・共感・遷移など)を明確にする
- 表紙1枚目のコピーや構成を見直して、内容が伝わる設計に
- 投稿後すぐの動線(ストーリーズ・DM通知など)を設計
- 自社ならではの視点や共感ストーリーを盛り込む
- ユーザーの声を拾い、共創型コンテンツに活かす
ただ、すべてを内製でカバーしようとすると、どうしてもリソースや専門知識に限界が出てきます。
たとえば、専任担当者がいない状態で複数業務を兼任していたり、インフルエンサー施策や広告との連動に課題を感じていたりする場合は、プロのサポートを取り入れて流れが一気に変わることもあります。
「今のInstagram運用、見直したいかも」と感じたら、まずはリデルにお気軽にご相談ください。
貴社の課題や体制に合わせて、最適な改善案をご提案します。
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