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X(旧Twitter)運用代行の選び方 完全ガイド【2025年最新版】
最終更新日 2025年9月3日(Wed)
記事作成日 2025年7月31日(Thu)
「InstagramやTikTokほど派手じゃないけど、X(旧Twitter)の運用って今でも意味あるの?」
そう思っている方も多いかもしれません。しかし、Xは今もなお「拡散力」「情報の即時性」「ユーザーとの対話力」において、唯一無二のSNSです。
トレンドへの即応性
BtoB/BtoC問わず訴求できる汎用性
炎上リスクと隣り合わせだからこその企業信頼の可視化
こうした背景から、Xはマーケティングやブランディング、PR、採用まであらゆる領域で再注目されています。
とはいえ、自社でゼロから運用するのはハードルが高い。そこで登場するのが「X運用代行サービス」です。
本記事では、X(旧Twitter)運用代行を導入すべき理由や選び方、費用感、活用時の注意点までを網羅的に解説。
失敗しないパートナー選びをサポートします。
目次
執筆者:萩原 雄太
SNS・コミュニティマーケティング専門企業「LIDDELL」取締役。
みずほ証券でトップセールスを経験後、2017年よりLIDDELLに参画。
上場企業含む多様なクライアントに対し、SNS戦略立案やファンマーケティングを推進。
AI・システム開発・コミュニティ設計にも関わり、100名規模のクラウドワーカーチームを統括している。
運営会社:リデル株式会社
SNS・インフルエンサーマーケティングに特化した企業。
7,000社以上との取引実績を持ち、50,000名を超えるインフルエンサーと連携。
マーケティング戦略からキャスティング、投稿運用、AI分析、Web3領域まで一気通貫で対応。
個人の影響力を活かした「共創型マーケティング」の実現を得意とする。
X(旧Twitter)運用代行の失敗しない選び方 5つのポイント
X運用代行会社を選ぶ際に見るべき5つのポイント
X運用代行会社を選ぶ際、どこを見ればいいのか迷う方も多いはず。
ここでは、必ず押さえておきたい5つの視点をご紹介します。
【ポイント①】業務を全面委託するか、必要な部分のみ委託するか
代行と一口に言っても、「投稿だけ頼む」ライトなスタイルから「戦略〜分析レポートまで全部丸投げ」なフルアウトソースまでさまざまです。
委託パターン | 対応範囲 | 主な対象 |
---|---|---|
部分委託 | 投稿作成/画像制作/レポートのみ | SNSチームあり/実務の負担軽減 |
全面委託 | 戦略設計/投稿/対応/分析/改善 | SNS未経験/とにかく成果がほしい |
部分委託とは?
自社でのSNS運用体制を前提に、特定の業務のみを外部に依頼するスタイルです。
たとえば、投稿作成、ハッシュタグ設計、レポート作成などを切り出して代行会社に任せる形です。
・ライトプラン(月5〜10投稿+簡易分析):月額5〜20万円前後
・スポット支援(投稿テンプレのみ/レポート設計のみなど):月額5万円〜
- 必要な業務だけ切り出せるため、コスト効率が高い
- 自社運用ノウハウを蓄積しながら、外部の専門性も活用できる
- 改善PDCAは社内主導となるため、担当者の負荷は一定残る
社内にリソースが一部ある場合や、既にアカウントを運用している企業に向いています。
全面委託とは?
アカウントの戦略設計から投稿・返信・広告運用・レポート改善まで、X運用の全てを代行会社に一任するスタイルです。
投稿コンテンツ制作、インプレッション向上施策、効果測定までを一貫して対応します。
・フルサポート型(戦略設計〜運用〜改善まで一貫):月額30〜100万円程度
・カスタマイズ型(広告・キャンペーン施策含む):月額50万円〜+初期費用数十万円
- SNS未経験でもプロ品質の運用がすぐにスタート可能
- 継続的なPDCAやトレンド対応まで網羅できる
- 社内にSNS知見がほぼなくても成果が出やすい
「社内に人がいない」「とにかく早く成果を出したい」という企業には特におすすめのプランです。
Xの運用代行の費用内訳と目安|業務ごとの費用相場を把握しよう
よく依頼される業務内容ごとに、費用感とその概要を整理しました。成果への影響度も参考にして、予算配分の検討に役立ててください。
業務分野 | 具体的な内容 | 費用相場 | 成果への影響度 |
---|---|---|---|
戦略設計 | アカウント設計・ターゲット分析・KPI設定・競合調査 | 月額10万円〜 | ★★★★★ |
コンテンツ制作 | 投稿企画・画像/動画制作・テキストライティング | 1投稿5,000円〜3万円 | ★★★★☆ |
投稿運用 | スケジュール管理・ハッシュタグ設計・投稿代行 | 月額3万円〜 | ★★★☆☆ |
コミュニティ運営 | リプライ・引用RT・DM対応・ファンとの関係構築 | 月額3万円〜 | ★★★★☆ |
広告運用 | X広告の出稿・ターゲティング設計・CV最適化 | 広告費の20%〜 | ★★★★★ |
分析・改善 | エンゲージメント分析・競合比較・改善提案 | 月額5万円〜 | ★★★★☆ |
キャンペーン企画 | フォロー&リポスト施策・プレゼント企画など | 1回10万円〜 | ★★☆☆☆ |
炎上対策 | モニタリング・緊急対応・レピュテーション管理 | 月額5万円〜 | ★★★☆☆ |
有効な予算配分のために|「自社でできる部分」と「外注すべき部分」の見極めがカギ
X(旧Twitter)はSNSでありながら、ニュース性・拡散性・リアルタイム性に優れた特殊なプラットフォームです。フォロワー数だけでなく、「誰に見られるか」「誰に広められるか」が成果を大きく左右します。
そのため、単なる「投稿代行」ではなく、戦略設計〜コンテンツ制作〜投稿分析までを見通した一貫した設計が求められます。
まずは、以下の観点で業務範囲を整理することが重要です。
- 自社で担える業務(例:投稿文の作成、一次的な返信対応)
- 外注すべき業務(例:エンゲージメント分析、炎上リスク対応、投稿の最適時間設計)
これらを明確にした上で「どこから外注するべきか」を判断すれば、無駄のない費用配分と実効性のある運用体制が構築できます。
どちらを選ぶべき?|委託スタイルの選び方
委託スタイル | 向いているケース | 主な委託範囲 | 費用目安 |
---|---|---|---|
部分委託 | 社内にある程度の運用体制がある場合/費用を抑えつつプロのノウハウを活用したい場合 | 投稿企画のみ、レポート分析のみ、画像制作のみなどピンポイント支援 | 月額5〜15万円前後 |
全面委託 | 社内にリソースがなく、戦略設計〜運用改善まで任せたい場合/ブランドアカウントを中長期で育てたい場合 | 戦略設計、投稿・画像作成、反応分析、改善提案、コメント対応などを一括 | 月額50万円〜100万円以上も |
ポイントは「いくら払うか」ではなく「何が含まれているか」
金額の比較だけでは本質が見えにくいのが、X運用代行の難しいところです。以下のような点を事前に確認しておくと、期待する成果とのギャップを減らすことができます。
- 投稿文の作成は含まれているか?
- 炎上対策やリスク対応はあるか?
- 毎月のレポートや改善提案はセットか?
- インフルエンサーとの連携・拡散支援は含まれるか?
こうした中身をしっかり見極め、自社にとって「本当に必要な支援範囲」を選ぶことが成功への第一歩です。
【ポイント②】豊富な実績と信頼性があるか
実績数だけでなく「どんなジャンルで、どんな成果を出したか」が判断材料です。
確認すべきチェックリスト:
- 自社と近い業界・ターゲットでの成功事例があるか
- 導入企業が上場・大手のみでなく、中小にも対応しているか
- フォロワー数やエンゲージメントの成果数値が開示されているか
- ツール分析による改善提案やPDCAの精度は高いか
【ポイント③】Xを含む他SNSにも精通しているか
SNS単体の運用では成果の限界があります。XとInstagram、LINE、YouTubeなどを掛け合わせた「クロスチャネル戦略」まで視野に入れて提案できる会社は信頼度が高いです。
特に、以下のような連携ができるかがポイントです。
- Xで認知を広げ → Instagramでファン化
- Xでアンケート → TikTokで拡散 → LPへ誘導
このような設計ができる会社(例:ガイアックス、アルパカSNSなど)は、短期施策・長期育成の両軸で成果を出しやすくなります。
【ポイント④】問い合わせへの対応が迅速かつ丁寧であるか
SNS運用は常にスピード勝負。問い合わせ段階での対応品質がそのまま運用体制を反映します。
- レスポンスが1営業日以内か
- 提案資料に根拠やデータがあるか
- 初回ヒアリングで課題仮説が提示されるか
「提案書は雰囲気だけ」「質問しても明確な返答がない」。そんな場合は、長期的な連携でトラブルに発展するリスクも。初回のやりとりから判断することが大切です。
【ポイント⑤】自社特有の課題を深く理解し、最適な提案を提示してくれるか
Xは業界や商材によって「刺さる言葉」「ハッシュタグ」「投稿時間帯」すべてが異なります。
そのため、型通りのテンプレ運用ではなく、「御社ならこう運用するのが最適です」と言える提案力が必要です。
【例】
- SaaS企業向け:UGC生成による信頼性向上
- BtoB:経営層向けに共感型ツイートを設計
- D2C:UGC+キャンペーン施策によるフォロワー獲得
初回提案時点で、こうした業界特化の仮説設計が出てくるかは、重要な選定軸です。
X(旧Twitter)運用代行の費用相場【2025年版】
【費用相場】X(旧Twitter)運用代行の目安価格とサービス内容
X運用代行の費用は、依頼する業務範囲や投稿頻度、クリエイティブの制作レベルによって大きく変動します。
以下は代表的な費用帯とその内容・成果の目安です。
価格帯 | サービス内容 | 対象企業 | 平均ROI | 成功率 |
---|---|---|---|---|
月額5万円〜15万円 | 基本投稿代行のみ(テキスト+画像投稿・簡易日程調整) | 個人事業主・スタートアップ | 178% | 42% |
月額15万円〜30万円 | 戦略設計・コンテンツ制作(投稿企画・デザイン・キャラ設計など) | 中小企業 | 285% | 67% |
月額30万円〜60万円 | 包括戦略・高度分析・最適化(投稿改善・アルゴリズム対応・レポート含む) | 中堅企業・成長企業 | 523% | 87% |
月額60万円〜100万円 | 統合マーケティング・専任チーム体制(広告連携・他SNSクロス運用など) | 大企業・上場企業 | 487% | 91% |
X(旧Twitter)運用代行を活用する3つのメリット
【メリット①】専門家が運用を担うため、成果に直結しやすい
X(旧Twitter)運用には、アルゴリズム理解・トレンド把握・言葉選びのセンスが求められます。
プロに任せることで、
- 適切な時間に
- 適切なフォーマットで
- 適切なターゲットへ
届く投稿が可能になり、エンゲージメント率が飛躍的に向上します。
また、KPIに合わせた投稿改善やA/Bテストなどの高度な運用も実施可能です。
【メリット②】社内リソースを大幅に削減し、戦略業務に集中できる
「SNS担当が離職した」「兼任担当で手が回らない」——多くの企業が抱える悩みです。
実際、1ヶ月のX運用には以下のような工数が必要とされます。
削減できる業務 | 週間工数 | 年間削減時間 | 生産性向上効果 |
---|---|---|---|
X投稿の企画・クリエイティブ制作 | 8時間 | 416時間 | 戦略設計・新施策に集中可能 |
投稿・スケジュール管理 | 4時間 | 208時間 | 顧客対応や施策実行の時間を創出 |
リプライ対応・DM返信 | 3時間 | 156時間 | 商談・営業活動の拡張 |
分析・月次レポート作成 | 2時間 | 104時間 | 改善施策の立案精度向上 |
丸ごとアウトソースできることで、マーケティング部門の集中度が格段に高まります。
【メリット③】炎上リスクを最小限に抑えられる
Xは拡散力が強い一方で、表現ひとつで炎上を招く繊細な媒体でもあります。
経験豊富な運用代行会社であれば、
- ダブルチェック体制
- 差別・誹謗中傷に配慮した文言設計
- 有事の初動マニュアル
といった体制を整備しており、炎上予防はもちろん、炎上発生後の対応までサポートしてくれるケースもあります。
X(旧Twitter)運用代行の注意点とその対策
【デメリット①】初期投資や月額費用が負担に感じることがある
X運用代行は月5〜10万円から依頼できますが、本格的に成果を狙う場合は月30万円以上かかることもあります。
ただし「成果報酬型」や「ライトプラン」でスモールスタートできる企業もあるため、
- 自社で対応可能な部分
- 専門性が求められる部分
を明確に分けることが、コスト最適化のカギとなります。
【デメリット②】パートナー選びを誤ると期待外れに終わる
以下のようなケースは、パートナー選びの段階で見極めることで回避可能です。
- トンマナがブランドと合わない
- レポートが形式的で中身がない
- 提案が毎回テンプレート化されている
選定時のチェックポイント
- 提案内容が自社にカスタマイズされているか
- 明確なKPIを提示しているか
- レポートに改善提案が含まれているか
最初の打ち合わせで違和感を感じたら、契約は慎重に判断しましょう。
X(旧Twitter)運用代行に関するよくある質問(FAQ)
Q. 個人やフリーランスでも依頼できますか?
コストを抑える目的で個人やフリーランスへの依頼を検討するケースもありますが、以下のようなリスクも存在します。
- 連絡が取れなくなる
- 炎上対応の体制がない
- 長期的に運用ノウハウが残らない
企業アカウントの場合は、法人実績のあるSNS運用代行会社を選ぶ方が安全です。
Q. ノウハウを自社に蓄積することはできますか?
最近では、運用代行に加えて「内製支援型」のスタイルを取る企業も増えており、下記のようなノウハウ共有が可能です。
- 投稿テンプレート
- 成果指標の分析マニュアル
- ハッシュタグ戦略のロジック
契約前に「ノウハウ共有の範囲」について確認しておくことで、将来的に社内で自走する体制づくりにも役立ちます。
まとめ|X(旧Twitter)運用代行は“最短距離で成果を出す”近道
X(旧Twitter)は、即時性・拡散性・双方向性を備えたSNSとして、2025年現在も高いマーケティング効果を誇るプラットフォームです。
ただし、「投稿していれば自然と伸びる」時代はすでに終わりました。
これからは「戦略 × 運用 × 改善」を一貫して設計できるパートナーと組むことで、
- 最短距離で成果を出し
- 長期的なブランド価値を高め
- 社内にSNS運用ノウハウを蓄積
この3点を実現できるかどうかが、これからのX活用における成功の分かれ道です。