コラム

インフルエンサーに依頼する費用相場は?案件の種類や無料PRの実態をご紹介

最終更新日 2026年2月23日(Mon)

記事作成日 2024年8月21日(Wed)

InstagramやYouTubeといったSNSで、インフルエンサーにPRを依頼する施策が活用されるようになりました。企業がインフルエンサーに宣伝費用を支払い、投稿活動の中で商品やサービスを紹介してもらうマーケティング方法です。

インフルエンサーの影響力を借りて、自社でもPRを依頼したいと考える企業担当者の方も多いでしょう。社内で案件依頼を検討するには、まずは費用感をつかんで実現可能性を検討することが大切です。

そこで本記事では、インフルエンサーにPRを依頼する前に知っておきたい費用相場について詳しく紹介します。

依頼の注意点も解説するので、自社の商品やサービスを広めるきっかけとしてぜひ活用してみてくださいね。

インフルエンサーへPR案件を依頼する際の費用相場はいくら?

インフルエンサー依頼する案件の費用相場

インフルエンサーへの依頼費用は、主に「固定報酬制(フォロワー数×1〜5円)」と「成果報酬制(売上の5〜30%)」の2つのパターンで相場が決まります。
インフルエンサーにPR案件を依頼するには、企業側から報酬を支払うことになります。

1.固定報酬制の費用相場と仕組みとは?

事前に決めた業務内容に対して支払う方式で、費用相場は「フォロワー数×1〜5円」となり、対応の複雑さや予算によって単価が変動します。

1〜5円と単価に幅があるのは、案件によって対応内容が複雑だったり、企業側がかけられる予算に違いがあったりするためです。

 

2.成果報酬制の費用相場と仕組みとは?

アプリのダウンロードや商品購入などの成果に応じて報酬を支払う方式で、相場は「売上に対して5〜30%程度」の金額が目安となります。

  • アプリダウンロード1件につき◯◯円
  • 無料相談の申し込み1件につき◯◯円
  • ユーザーがECサイトで買い物した額の◯%

このように、案件によって報酬発生の条件は異なります。

固定報酬制ではPRの成功に限らず、決まった額を支払う必要があります。一方で成果報酬制では、インフルエンサーによるPR効果の大きさに比例して、支払う金額が変動することが特徴です。

インフルエンサーにPR案件を依頼する4つの方法とは?

インフルエンサーに案件を依頼する方法

インフルエンサーへの依頼には、自社で直接行う方法(有償・無料)と、ASPやマーケティング会社などの仲介を挟む方法があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

  • 自社で直接依頼する
  • 仲介を挟んで依頼する

違いをぜひ把握しておきましょう。

 

方法1.インフルエンサーに有償で直接依頼するメリットとデメリットは?

仲介手数料がかからず自社で柔軟に交渉できるメリットがある反面、やり取りの手間がかかり、費用対効果が不確実になるデメリットがあります。
しっかりと費用を捻出すれば、自社が一緒に取り組みたいと考えるインフルエンサーが、依頼に応じてくれる可能性が高まるでしょう。

<メリット>

  • 仲介費用がかからない
  • 自社が先導して柔軟に対応できる

<デメリット>

  • 依頼費用がかかる
  • 依頼費用に対して確実なリターンがあるかわからない
  • インフルエンサーとのやり取りを自社で巻き取る必要がある

 

方法2.インフルエンサーに無料で直接依頼するメリットとデメリットは?

費用ゼロで多数に打診できるメリットがある反面、引き受けてもらえる確率が低く、企業側の印象を悪くする(費用を惜しんでいると思われる)リスクがあります。
サービスの体験や商品そのものを報酬の代わりとして提供できると、無料の依頼でもインフルエンサーの満足度が上がるでしょう。自社商品の提供を報酬の代わりとする手法は「ギフティング」とも呼ばれています。

無料の依頼では「この人にぜひPRしてもらいたい」と依頼内容を練るよりも「連絡を入れたうち1人でも多く一緒に取り組んでくれたらラッキー」という感覚になりやすいでしょう。

<メリット>

  • 依頼費用がかからない
  • たくさんのインフルエンサーに案件を打診できる

<デメリット>

  • インフルエンサーが依頼に応じてくれるかわからない
  • 「費用を惜しんでいる」と企業の印象を下げる恐れがある

 

方法3.ASPやプラットフォームを利用するメリットとデメリットは?

運営者がインフルエンサー集めややり取りを代行し、効果測定も正確にできるメリットがある反面、仲介手数料が発生し、サービスのルールに縛られるデメリットがあります。
ASPとは、
広告主(企業)とアフィリエイター(インフルエンサー)をつなぐ代理店のこと。SNSを運用するインフルエンサー以外にも、ブロガーなど様々なユーザーと接点を作れます。

  1. 企業が単価や条件を決めてASPのWebサイトに広告を掲載する
  2. ユーザーが広告との提携を申請する
  3. 企業が申請を承認すると、ユーザーが専用リンクを使ってPR活動できるようになる
  4. 成果条件を達成し、企業が承認したら報酬となる

このような流れでASPを使い、インフルエンサーに自社商材をPRしてもらいます。

ASPのほかにも、インフルエンサーマーケティングを手助けするプラットフォームが数多く存在。自社に合うインフルエンサーをAIで提案してくれる、月額制でPRを依頼できるなど、マーケティング会社によってシステムの特色は様々あります。

<メリット>

  • ASPやプラットフォームの運営者がインフルエンサーを集めてくれる
  • 専用リンクで正確に効果を測定できることがある
  • インフルエンサーとのやり取りを運営者が代行してくれる

<デメリット>

  • 仲介手数料が発生する
  • サービスのルール内で広告条件を考えなければならない
  • サービスによってはクリエイティブの事前確認ができない

 

方法4.マーケティング会社に依頼するメリットとデメリットは?

専門家のノウハウを頼り、最適な提案や効果分析まで一任できるため手間が省けるメリットがある反面、費用がかさみやすく自社にノウハウが蓄積されないデメリットがあります。
PR内容の決定からインフルエンサー選定、広告運用の提案など幅広くディレクションを受けられることが特徴。

インフルエンサーを初めて起用する企業、SNSの仕組みに詳しくない企業でも安心してサポートを受けられるでしょう。依頼をする際には、どのような成果を得られるのか、実績や対応も含めてしっかりと確認することが重要です。

<メリット>

  • マーケティング会社の知見やノウハウを頼れる
  • 最適なPR方法やインフルエンサーを提案してくれる
  • 結果の分析まで任せてPDCAを回せる
  • 自社が対応する時間を減らせる

<デメリット>

  • 対応の丸投げでは自社にノウハウを蓄積できない
  • サポートが手厚い分ほかの選択肢より費用がかさむ場合がある

まずはどのやり方から悩んでいたら是非ご相談ください。

https://service.liddell.tokyo/contact/

費用なし(無料)でインフルエンサーに案件を依頼する際の3つの注意点とは?

費用なしでインフルエンサーに案件を依頼する注意点

無料で依頼する場合、インフルエンサーのモチベーション低下、詳細なインサイト情報の把握困難、そしてステマに該当する法的リスクといった大きな落とし穴が存在します。
ここでは無料依頼の落とし穴を3つ紹介するので、PRに費用をかけるべきか迷った際はぜひ参考にしてみてください。

注意点1. インフルエンサーの意欲・クオリティが下がる可能性がある

報酬がないとPRの優先度や自発性が低くなりやすく、結果として投稿文が短かったり写真の質が落ちたりと、コンテンツのクオリティが低下する恐れがあります。

十分な意欲でPRしてもらうには、商品をプレゼントしたり、インフルエンサーの名前や投稿を自社アカウントで積極的に紹介したりと、報酬以外の魅力を強化するよう心がけましょう。

 

注意点2. インサイト情報(フォロワー属性)が掴めずミスマッチが起きる

無料依頼ではインフルエンサーから詳細なフォロワーの男女比や年齢層などのデータ(インサイト)を提供してもらいにくく、ターゲット層に情報が届かないリスクが高まります。

「フォロワー数10万人のインフルエンサーに女性向け化粧品のPRを頼んだけど、コメントやいいねをくれるのは男性ユーザーばかり」といったミスマッチになりかねません。

有償の依頼となっても、失敗を防ぐためには

  • コメントしてくれている層
  • いいねしてくれている層
  • フォロワーの男女比・年齢層

このような情報を把握した上でインフルエンサーを選定するようにしましょう。

 

注意点3. ステマ(ステルスマーケティング)違反になるリスクがある

無償であっても企業からの依頼で発信する場合は「PR」等の表記が必須であり、これを怠るとステマとして法律違反や企業の信用失墜に繋がる危険性があります。
インフルエンサーと感覚のズレがあると、PRがステマとみなされる恐れがあります。ステマ(ステルスマーケティング)とは、PRであるにも関わらずその事実を隠してコンテンツを公開することを言います。

なかには、ステマに関する正しい知識を持っていないインフルエンサーもいるでしょう。認識のすれ違いを防ぐために、依頼時に提案する条件の1つとして「PR表記必須」など伝えるのがおすすめです。

インフルエンサーへのPR依頼費用と注意点のまとめ

インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、安易な無料依頼のリスクを理解し、適切な費用(固定・成果報酬)を支払って質と安全性を担保することが重要です。
インフルエンサーにPR案件を依頼するには、多くの場合で報酬を支払うことになります。1案件あたりで報酬を渡す固定報酬制では、
フォロワー数×3〜5円が相場です。対して、成果1件あたりで費用を考える成果報酬制では、売上に対して5〜30%が報酬率の目安とされています。

相場を知っても、予算の都合でPRの実施に壁を感じる方もいるかもしれません。そのときに選択肢となるのが、無償でのPR依頼です。

しかし、費用面では魅力的に見える無料案件でも、次の点を考えるとあまりおすすめはできません。

  • インフルエンサーの意欲が低い可能性がある
  • インサイト情報をつかめない
  • やり方によってステマになることがある

報酬の印象で企業の信頼を損ねる恐れもあるため、無償依頼の実施は慎重に検討することが大切です。出費する金額よりも、得られるリターンの大きさから依頼の方針を決めるようにしましょう。

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