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広告感なく売れるマイクロインフルエンサーとは?企業の活用実例つきで解説
最終更新日 2025年7月2日(Wed)
記事作成日 2025年7月2日(Wed)
「マイクロインフルエンサーってよく聞くけど、結局どんな人?」と疑問を持っていませんか?
近年では、商品やフォロー先を選ぶのに、数字だけでなく共感や価値観が重視される時代になりました。
中でもマイクロインフルエンサーによる発信は共感を生みやすく、企業の想いをユーザー視点で届けられる存在として注目されています。
この記事では、この記事を読めば、マイクロインフルエンサーの定義や企業による活用事例を紹介。インフルエンサーマーケティングの精度を高めたいとお悩みの方は、ぜひご参考ください。
目次
マイクロインフルエンサーとは?従来のインフルエンサーとの違い
まずはマイクロインフルエンサーの定義や、他のインフルエンサーとの違いを解説します。
マイクロインフルエンサーの定義
マイクロインフルエンサーとは、一般的にフォロワー数が1万人から10万人程度のインフルエンサーを指します。フォロワーとの距離が近く、エンゲージメント率が高いとされています。
- ナノインフルエンサー(〜1万フォロワー程度)
- マイクロインフルエンサー(1〜10万フォロワー程度)
- ミッドインフルエンサー(10〜50万フォロワー程度)
- メガインフルエンサー(50万人以上)
※呼び方や数字の区切り方に決まりはなく、発信元によって認識に差があります。
共感を軸に影響が広がる層として注目されています。
リデルが思う「マイクロインフルエンサー」
リデルでは、マイクロインフルエンサーを単にフォロワー数だけで定義するのではなく、共感力や信頼性を重視しています。
SNSを主な発信の場とし、特別な肩書きや活動歴がなくても、ユーザーと同じ視点で多くの共感を集めている。そんな「伝える力を持つ一般の人」をマイクロインフルエンサーととらえています。
今は、SNSで誰もが情報発信できる時代。企業が一方的に発信するだけのマーケティングは、ユーザーになかなか響きません。
だからこそ私たちは、特定のジャンルやコミュニティでユーザーとの信頼関係を築いているマイクロインフルエンサーに注目しています。
彼ら・彼女らはその世界の「ユーザー代表」とも言える存在。日常の感覚でフォロワーの共感をつかみながら、企業の想いを自然に届けることができます。
従来のインフルエンサーとの違い
従来のインフルエンサーは、芸能人やモデルなど、既に高い知名度を持つ人物が多く、マスメディアを通じて広範な影響力を発揮していました。
「広く届ける力」に長けており、認知拡大や話題づくりには強い反面、生活者との距離感はやや遠くなりがちです。
つまり、
- 「広く認知を取る」にはメガインフルエンサー
- 「共感でブランドを好きになってもらう」にはマイクロインフルエンサー
というように、目的に応じた使い分けが必要です。
マイクロインフルエンサー活用の成功事例
マイクロインフルエンサーを活用して成果を上げた企業の成功事例を紹介します。どのような視点で起用し、どんな効果があったのかを見ていきましょう。
1.企業の思いをマイクロインフルエンサーに共有し投稿へ
株式会社スタイリングライフ・ホールディングスBCLカンパニーは、新たに立ち上げた健康食品ブランド「オヤスミタンパク」の認知拡大施策として、マイクロインフルエンサーとのタイアップ施策を実施しました。起用したのは、睡眠や美容、食生活に関心のあるフォロワーを多く持つ、フォロワー数1〜3万人規模のライフスタイル系インフルエンサーたちです。
商品開発の背景や「夜に飲む美容プロテイン」という独自の切り口を伝えるために、実際に商品を飲んだ感想やライフスタイルの中での活用シーンを発信してもらいました。企業からの想いや伝えたいポイントをインフルエンサー本人に共有することで、自然で説得力のある投稿内容に仕上げています。
結果、PR感の少ないリアルな投稿がユーザーの共感を呼び、発売初月から売上が想定を大幅に上回るペースで推移。全国の大型ディスカウントストアへの展開が決定するなど販路拡大にもつながりました。
【事例の詳細はこちら】
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2.商品を使った体験をマイクロインフルエンサーが発信
スポーツウェアブランドの株式会社デサントでは、自社での発信手段が限られている点を課題としていました。
そこで導入したのが、マイクロインフルエンサーを起用したSNS施策。ただフォロワー数が多い人ではなく、商品を実際に着用し、着心地やシルエットの良さといった伝わりづらい魅力を自分の言葉で発信できるインフルエンサーを選定しました。
SNSでの発信により、
「◯◯さんの投稿を見てこの商品を試してみたくなった」
「店舗であの投稿の服を取り置きしたい」
といった良い反応も現れはじめ、特に来店数・売上の向上という点で成果を得られました。
今後は、ブランドのファンになってくれたインフルエンサーをアンバサダーとして継続起用する考えもあり、「愛用者の視点で語ってもらう」ことを重視する予定です。
なぜ今、大手企業がマイクロインフルエンサーを活用しているのか
多くの企業がマイクロインフルエンサーを選ぶ理由は何でしょうか?数字だけではない影響力が求められる時代背景から、マイクロインフルエンサーが注目される理由をみていきましょう。
1.広告が響きにくくなっているから
SNSが普及し、ユーザーは日々大量の情報を浴びています。
その中で「いかにも広告」と感じる投稿は、たとえ内容がよくてもスルーされがちです。
実際、フォロワー数だけで選ばれたメガインフルエンサーによる投稿は、広告感が出やすく「企業案件」として流されてしまうことが珍しくありません。
マイクロインフルエンサーのいい意味で一般人らしいリアルな声なら、抵抗感なくユーザーに受け入れられる可能性が高いです。
2.共感から行動が生まれているから
マイクロインフルエンサーはフォロワーとの距離が近く、親しみのある言葉や生活感のある表現で発信をしています。フォロワーは「この人が言うなら信じられる」「自分にも当てはまりそう」と自然に受け止められるでしょう。
こうした共感により見た人の心が動き、「あとで見返したい」と思って保存したり、「誰かに教えたい」と感じてシェアしたりといった行動につながります。
3.ブランドにも“親しみ”が求められているから
実績のある大手企業ほど、ユーザーから「距離がある」と感じられがち。
マイクロインフルエンサーに商品への思いなどを代弁してもらうと、広告では伝えきれなかった魅力が、ユーザーにリアルに届くようになります。
たとえば、「実際に着てみたら驚くほど軽くて暖かい」「子育て中でもこのスキンケアなら続けられる」といった投稿には、売り文句にはない温度感があるでしょう。
マイクロインフルエンサーの活用を成功させる3つのポイント
マイクロインフルエンサーを起用すれば必ず成功するとは限りません。施策を成功させるには、企画設計など工夫が必要です。ここでは、施策の準備段階から意識したい3つのポイントを解説します。
1.「誰に届けたいか」を明確にする
マイクロインフルエンサーの価値は、フォロワー数の多さではなく、誰にどれだけ深く届いているかという点にあります。
だからこそ、「どんな人に響く発信なのか」「どんな人たちに届けたいのか」を、あらかじめ決めておきましょう。
そのために意識したいのは、価値観や関心でゆるやかにつながっている小さな集まり(=SNS上のコミュニティ)を見極めること。
たとえば「20代女性」といった属性だけでは不十分です。
「料理は手軽に済ませたいけど栄養は妥協したくない人たち」のように具体的にイメージすることで、企業が届けたいメッセージや、伝え方が自然と見えてきます。
2.成果判断では「心の動き」をとらえる
マイクロインフルエンサー施策の成果は、「どれだけ多くの人に届いたか」だけでは測れません。
KPIを設計する際には、閲覧数やクリック数といった「量」に加えて、ユーザーの気持ちの変化にも目を向けてみましょう。
【例】
- 投稿の保存数(あとで見返したいと思ったか)
- プロフィールへの遷移(ブランドの背景をもっと知りたくなったか)
- コメントでの共感や体験の共有
「心の動き」をどうとらえるか事前に定義すると、施策の効果測定がラクになります。
3.マイクロインフルエンサーとの関係構築を目指す
単発の投稿で終わらず、マイクロインフルエンサーと「ともに伝え続けられる良い関係」を築くことが重要です。
一度だけのタイアップでは、たとえ反応が良くても「偶然」や「ネタとしての面白さ」に左右されて結果を正しく判断できません。
一方で継続的に関わることで、フォロワーにとっては「この人がたびたび紹介している=本当に良いと思っているんだ」という信頼につながります。
企業側にとっても、継続して投稿を依頼できることで、
- 季節やシーン別の訴求
- 複数商品の紹介
- ブランドへの愛着の醸成
といったメリットが増えます。
マイクロインフルエンサーとは「一度だけの依頼相手」ではなく、ブランドと想いを共有できる「共創パートナー」として付き合うことが理想です。
マイクロインフルエンサーに協働を依頼する方法
マイクロインフルエンサーと連携し、施策を開始する方法は主に2つあります。
1.自社で直接アプローチする
もっとも自由度の高い方法が、自社で直接声をかけるスタイルです。
InstagramやX(旧Twitter)を通じて、ブランドに合いそうな人を見つけ、DMやメールで直接依頼します。
この方法では、フォロワー数だけでなく、投稿内容・語り口・コメント欄の雰囲気まで含めて、インフルエンサーの「リアルな影響力」を見極められるのが強みです。
ただし、契約や指示だしなどをすべて自社で対応する必要があります。
2.マッチングサービスや支援会社を活用する
スムーズに施策を進めたい場合は、マッチングプラットフォームや運用支援会社の利用がおすすめです。
希望条件に基づいたインフルエンサー紹介を提供するマッチングサービスが増えています。
契約手続きや投稿チェックまで任せられる場合もあり、自社の工数をかけることなく施策を展開できるでしょう。
リデルでも、インフルエンサーマーケティング プラットフォーム「INFLUFECT(インフルフェクト)」を提供しています。50,000人を超える登録インフルエンサーから、貴社に合った依頼相手のピックアップ。企業ごとに弊社の「専任担当」がついて、戦略構築から案件実施までフルサポートいたします。
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まとめ
マイクロインフルエンサーは、単なる認知拡大の手段ではなく、ユーザーとの信頼関係を築くための重要なパートナーです。「自分ごと」としてユーザーを動かす原動力として注目されています。
「あの人が使ってるなら、自分の生活にも合うかもと思えた」
「憧れてたけど手が出なかった商品が身近に感じ、買う決心がついた」
このように共感につながるのが、マイクロインフルエンサーによる発信の強みです。
企業からの公式発信では表現が難しい「思い」をマイクロインフルエンサーに代弁してもらい、ユーザーとの信頼構築に役立てましょう。
「うちのブランドにはどんなマイクロインフルエンサーが合うだろう?」遠悩みの方は、ぜひリデルにご相談ください。
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