- INFLUFECT TOP
- コラム
- インフルエンサーマーケティングとは?インフルエンサー活用の基本とポイントを徹底解説
インフルエンサーマーケティングとは?インフルエンサー活用の基本とポイントを徹底解説
最終更新日 2025年7月4日(Fri)
記事作成日 2022年7月12日(Tue)
SNS上で大きな影響力を持つインフルエンサーは、企業のマーケティングを支えてくれるパートナーとして、近年大きな注目を集めています。
本記事では、インフルエンサーマーケティングを成功に導くために押さえておきたいポイントや成功事例をまとめました。
これから施策を検討する方にもすぐに役立つ実践的なノウハウをお届けしますので、ぜひ自社の戦略設計にお役立てください。
目次
- インフルエンサーマーケティングとは?
- インフルエンサーとブロガーの違い
- インフルエンサーの分類と特徴
- インフルエンサーマーケティングをビジネスに活用するメリットと注意点
- 【インフルエンサーマーケティングのポイント①】各SNSの特徴を掴む
- 【インフルエンサーマーケティングのポイント②】費用対効果の検討
- 【インフルエンサーマーケティングのポイント③】「誰に」依頼するか
- インフルエンサーの選び方と探し方
- インフルエンサーマーケティングに取り組む4つのSTEP
- インフルエンサーマーケティングの成功事例
- こんな商材におすすめ!インフルエンサーマーケティングの向き・不向き
- インフルエンサーマーケティングに取り組みたい方へ
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、SNS 上で大きな影響力を持つ 「インフルエンサー」の発信力を借り、自社の商品やサービスの認知拡大・購買促進を図るマーケティング手法です。
この手法の強みは、消費者視点のリアルな口コミをインフルエンサーからアウトプットしてもらえること。自然にブランドや商品を訴求でき、インフルエンサーに共感する層への効率的なアプローチが叶います。テレビCMや雑誌といった従来の広告枠と比較して「広告っぽさ」が薄いため、フォロワーの信頼を損なわずに情報を届けやすいでしょう。
インフルエンサーとブロガーの違い
そもそも「インフルエンサー」とは、一体いつ頃から生まれたのか、と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
インフルエンサーという言葉が広まったのは、2007年頃だといわれています。それまでは、大きな影響力を持つブログを運営する人が「アルファブロガー」と呼ばれ、現在のインフルエンサーの役割を担っていました。
ブログ全盛期と多種多様なSNSが流行している現代との大きな違いは、「より多くの人が影響力を持つことができるようになった」ということです。
ブログ時代に活躍した「アルファブロガー」は、「ある程度長い文章を読み手にわかりやすく伝える」ことが必要でした。一方で、現代のSNS時代においては、短い文章や画像、映像、音声などさまざまな発信方法から最適なものを選ぶことができます。
つまり自分に合ったSNSを利用することで、誰もが影響力を持つインフルエンサーになれる可能性のある時代になったのです。
日本におけるネットユーザーのSNSの利用率は80%を超え、もはやSNSを使うのは当たり前の時代になっています(2022年現在)。誰もがSNSを使う時代において、インフルエンサーの重要性はますます高まっており、自社の商品やサービスのPRを考えるうえでも欠かせない存在といえます。
インフルエンサーの分類と特徴
インフルエンサーは、SNSのフォロワーの数を基準に分類されます。実は、マーケティングにおいて、起用するインフルエンサーのフォロワーの数は多ければ多いほど良い、というわけではありません。フォロワー数がより多いインフルエンサーは情報のリーチ数が高い一方で、リアクションの指標であるエンゲージメント率は下がる傾向があります。おおまかに、情報のリーチ数とエンゲージメント率は反比例すると覚えてください。
そのため、場合によっては、広告の目的が自社製品・サービスの理解促進や消費行動の訴求のときには、トップインフルエンサーよりも、ナノインフルエンサーに依頼したほうが効果的ということもあるかもしれません。
ここからは、インフルエンサーのフォロワーの数における、分類とそれぞれの影響力の特徴を紹介します。達成したい目的に合わせて適切なインフルエンサーを選ぶようにしましょう。
トップ(メガ)インフルエンサー
フォロワー数100万人以上のインフルエンサー。様々な分野の有名人、メディアでよく見る芸能人、有名YouTuberなどに多く、SNS内だけでなく一般的にも知名度が高い人たちです。フォロワーの層が特定のジャンルに偏らず、幅広いことも特徴です。フォロワー数が多い分、情報の到達率は圧倒的といえます。
ミドルインフルエンサー
フォロワー数10万人以上のインフルエンサー。美容、ファッションなど特定のジャンルのコミュニティで多くのファンを持つインフルエンサーです。芸能人などにも多く見られます。
マイクロインフルエンサー
フォロワー数1万人から10万人前後のインフルエンサー。会社員や学生の人も多く、フォロワーが親近感を持ちやすいインフルエンサーです。また、専門的なジャンルなどで活動する人もいます。リーチ率とエンゲージメント率のバランスが良い傾向があり、企業からの注目度が高いことも特徴です。
ナノインフルエンサー
フォロワー数1000~1万人前後のインフルエンサー。多くのユーザーはここに位置します。フォロワー数は少なくとも、特定のジャンルで強い影響力を持つ人もいます。
インフルエンサーマーケティングをビジネスに活用するメリットと注意点
インフルエンサーの影響力を活用して、自社製品・サービスの広告をすることをインフルエンサーマーケティングといいます。ただの口コミではなく、インフルエンサーに依頼をして、自社製品・サービスを個人の体験や共感を通じて紹介してもらい、認知度を上げたり、売り上げを伸ばしたりすることを目指す取り組みです。
2022年現在、日本のSNS利用者は8,000万人を超えています。SNSを活用したインフルエンサーマーケティングは、今、最も注目を集めている商品情報を届ける手法の一つです。その訴求力の高さから、実際に多くの企業が活用しています。
ただし、インフルエンサーマーケティングが持つ大きなメリットを得るには、いくつかの点に注意をする必要があります。
インフルエンサーマーケティングのメリット
- 狙ったターゲットに届きやすい
多くの場合、インフルエンサーのフォロワーは、そのインフルエンサーが普段発信している情報のジャンルや趣向性、考え方に興味を持っています。つまり、年齢や性別だけでなく、より細かい条件で絞ったターゲティングが可能です。適切なインフルエンサーに依頼することで、狙ったターゲットへ確実に情報を届けることができます。
- 情報の拡散を期待できる
通常、企業が直接発信する広告の拡散は起こりづらいでしょう。しかし、インフルエンサーがSNSで発信することで、多くのフォロワーに届くのはもちろん、フォロワーのリアクションによって、更なる情報の拡散が期待できます。
- 「生きた情報」としてのブランドの認知が広まる
インフルエンサーが作る、より消費者に近い目線の投稿は、説得力が高く、共感しやすい「生きた情報」として消費者に届けられます。また、Web広告などと比べて、広告臭が少ないことも、受け入れられやすい要因の一つです。
- 購買行動を促す口コミとして商品情報が広がる
広告を目にする人=フォロワーは、そのインフルエンサーにポジティブな興味関心を持っています。つまり、インフルエンサーが発信する情報にもまた、ポジティブな感想を持ちやすい状態です。そのコミュニティの中で、商品やサービスの情報を、インフルエンサー個人の体験を交えて本人の言葉で発信してもらうことで口コミのように親しみやすい情報としてフォロワーに届きます。その結果、フォロワーは「自分の好きなインフルエンサーが紹介しているから」と購入意欲を掻き立てられるのです。
インフルエンサーマーケティングの注意点
- ステマとみなされる可能性がある
広告臭が少ないことがインフルエンサーマーケティングの魅力の一つです。しかし、それをやりすぎれば、広告であることを意図的に隠すステマ(ステルスマーケティング)であるとみなされ、企業もインフルエンサーも非難の対象となる恐れがあります。
- 投稿をコントロールしない方が良い
文言や写真などの訴求方法について、細かい指示を出すと、投稿から「そのインフルエンサーらしさ」がなくなってしまう恐れがあります。すると、インフルエンサーの「言わされている」感が強くなり、フォロワーは共感できず、十分な効果を期待できなくなるでしょう。そのため、投稿の内容についてはある程度インフルエンサーに任せる必要があります。
- インフルエンサーとのコミュニケーションコストが発生する
依頼をしたいインフルエンサーが、芸能人などではない場合、広告についての知識などが少なく、通常よりもコミュニケーションにコストがかかる可能性もあります。
投稿の内容については、ある程度インフルエンサーに任せる一方で、誇大表現や誤表記などが起こらないよう、丁寧なすり合わせを心がけましょう。
【インフルエンサーマーケティングのポイント①】各SNSの特徴を掴む
現在、インフルエンサーが活躍するプラットフォームは、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSが主です。各SNSにはそれぞれ違った特徴があり、インフルエンサーの属性や、マーケティングでの活用方法も異なります。それぞれのプラットフォームの特徴を把握し、自社製品・サービスと相性がいいプラットフォームを選択することが大切です。ここからは、主なSNSとそれぞれの代表的なインフルエンサーをご紹介します。
X (旧Twitter):拡散力の高いインフルエンサーが鍵
X(旧Twitter)は140文字までの短いテキストを投稿できるプラットフォームです。現在はTwitter Blueという有料プランに入ることで最大2000文字までの長文ツイートも可能になりました。「リツイート」や「いいね」という機能があり、拡散力が高く、気軽にコメント返信(リプライ)をしたりなどコミュニケーションも活発です。リアルタイムなトレンドを掴みやすく、検索ツールとして使っている人も多いのが特徴です。
有名なインフルエンサー
- ハマごはん【お手軽レシピ】 https://twitter.com/hamagohan_r
- Testosterone https://twitter.com/badassceo
- 滝沢ガレソ https://twitter.com/takigare3
Instagram:世界観の表現が上手なインフルエンサーが多い
画像、動画をメインとしたプラットフォーム。ビジュアルに特化したSNSであるため、美容、料理、ファッション系のインフルエンサーが多く活動しています。インスタライブやストーリーズのアンケートスタンプなど、インタラクティブ性が高いことが特徴です。また、ユーザーの指向に合わせて投稿が表示されたり、インスタグラム上でオンラインショップを開設できたりと、コマースとしての魅力も。主にInstagramで活動をするインフルエンサーは、Instagrammer(インスタグラマー)と呼ばれることもあります。
有名なインフルエンサー
- ミチ https://www.instagram.com/mi0306chi/
- Seira https://www.instagram.com/seiralala_7/
- あああつし https://www.instagram.com/aaa_tsushi_/
YouTube:言葉・ビジュアルの両方で訴求力の高いインフルエンサー群
動画共有型のプラットフォーム。ビジネス系、エンタメ系など、幅広いジャンルの動画が揃っています。また、一定の条件をクリアした投稿者はYouTubeからインセンティブを得られることやSNSの中ではコンテンツの視聴時間が最も長いことも特徴です。投稿をしない、視聴のみのユーザーが多い傾向にあります。主にYouTubeで活動するインフルエンサーは、Youtuber(ユーチューバー)と呼ばれています。
有名なインフルエンサー
- コムドット https://www.youtube.com/channel/UCRxPrFmRHsXGWfAyE6oqrPQ
- 平成フラミンゴ https://www.youtube.com/channel/UCIOk-Q5kyDtSRaTIW7hIsng
- パパラピーズ https://www.youtube.com/c/paparapys
TikTok:短い動画でテンポ良く伝えるインフルエンサーが主力
TikTok(ティックトック)は、最大3分までのショート動画を中心としたプラットフォーム。だれでも簡単に投稿ができる仕組みとなっており、特に若年層を中心に広がりました。ミームと呼ばれる、模倣による投稿の連鎖が生まれやすいことも特徴です。最近では、ビジネスで利用する会社も増えています。主にTikTokで活動するインフルエンサーは、TikTokker(ティックトッカー)とも呼ばれます。
有名なインフルエンサー
- バヤシ Bayashi https://www.tiktok.com/@bayashi.tiktok
- しゅん(おおしま兄妹) https://www.tiktok.com/@oshima_
- M2DK/マツダ家の日常 https://www.tiktok.com/@matsudake
【インフルエンサーマーケティングのポイント②】費用対効果の検討
インフルエンサーマーケティングの費用は、多くの場合、依頼するインフルエンサーのフォロワー数によって費用が異なります。一般的には、フォロワー数×2~5円ほどと言われており、例えばフォロワーが1万人のインフルエンサーに投稿を依頼する場合は、1万人×2円=2万円となります。フォロワーの数やその人物の影響力によって、単価も上がる傾向があります。また投稿以外にも、コラボ企画の開催など、どのような施策を行うかによって費用は変動します。
ここで一つ注意したいのは、インフルエンサーマーケティングを行うにあたり、「1投稿あたりの費用ありきで考えない」ということです。
インフルエンサーの力を借りることでどのような成果を生み出したいのか、マーケティング活動の中での位置付けや、他施策への影響も合わせて最適なKPIを設定することが必要です。
Web広告との比較
インフルエンサーマーケティングは一般的なWeb広告の費用と比較すると、どのような価値があるでしょうか。Web広告についても様々な種類があり、扱う商材によっても異なってきますが、費用の相場は以下のようになっています。
課金形態 | 費用相場 | |
---|---|---|
リスティング広告 | クリック課金 | 1円~数百円/1クリック |
SNS広告 | クリック課金 | 20円~数百円/1クリック |
クリック広告 | クリック課金 | 10円~数百円/1クリック |
インプレッション課金 | 表示につき | 10円~数百円/1000回 |
PV数型 | PV数 | 1万回/10万円 |
細かなターゲティングが難しいWeb広告と比較すると、インフルエンサーマーケティングはより狙いたいユーザーにアプローチできるマーケティング手法です。単純にWeb上で露出を増やすだけでなく、見ている人の感情を動かし、行動を促すことのできるインフルエンサーマーケティングは、費用対効果の高い施策と言えます。
【インフルエンサーマーケティングのポイント③】「誰に」依頼するか
インフルエンサーマーケティングで最も重要なのは、やはり、どのインフルエンサーに依頼するかです。自社の達成したい目的に合わせて、効果を最大化できるよう、適切なインフルエンサーを選ぶ必要があります。これまでに説明をした「目的とインフルエンサーのフォロワーの数の関係」や、「各SNSの特徴」の他にも、以下のポイントに気を付けましょう。
サービスとインフルエンサーの世界観の一致
自社製品・サービスとインフルエンサーの持つ世界観が一致していることは、重要なポイントです。例えば、普段はモノトーン系のファッションで投稿しているインフルエンサーに、柄物のファッションやキャラクターの投稿を依頼しても、世界観が合わず、消費者にちぐはぐした印象を与えます。場合によっては、自社製品・サービスのイメージが下がる恐れもあります。インフルエンサーを選ぶときには、必ず自社製品・サービスと共通する世界観を持つ人にしましょう。
ターゲット層の見極め
まずは、自社製品・サービスのターゲット層をしっかりと見極めましょう。また、インフルエンサーだけではなく、その人のフォロワーもチェックする必要があります。
どんなに自社製品・サービスと世界観がぴったりのインフルエンサーを起用したとしても、フォロワーとターゲットにズレがあれば、具体的な購買に結び付けることは難しいでしょう。例えば、男性フォロワーが多いインフルエンサーに、女性向けの商品を依頼しても、購買に結びつけられません。他にも、年齢層や収入、趣味嗜好といったセグメントが一致しているか、ターゲット層とフォロワーをしっかりと見極めましょう。
過去の投稿の成果を把握する
インフルエンサーマーケティングは、高い費用対効果が期待される一方で、実際の投稿後にどのくらいの効果が出るのか、予想がしづらいという面があります。そんな時に参考にしたいのが、過去の投稿です。インプレッションやコンバージョンなどの過去の数字から、予想をたてましょう。もし、同じようなPR投稿をしていれば参考に出来るでしょう。
インフルエンサーの選び方と探し方
インフルエンサーマーケティングで成果を上げるには、誰に情報発信を任せるかが肝心です。起用すべきインフルエンサーを見極めるための具体的なポイントと、候補者の探し方を解説しますので、依頼先に迷っている方はぜひチェックしてみてください。
1.選定時に確認すべきポイント
インフルエンサーを選ぶ際、フォロワー数の多さだけに注目しても意味はありません。どれだけの人数に届くか以上に、フォロワーの属性や興味関心が自社のターゲットと一致しているかを重視しましょう。
例えば、若年層向けの商材であれば、10~20代のファンが多いインフルエンサーのほうが効果的です。
また、フォロワーとインフルエンサーが築くコミュニティの強さも重要な指標です。コメントへの返信やストーリーズでのコミュニケーションを通じて、フォロワーとの信頼を築けているほど、投稿が自然に受け入れられます。
さらに、企業のコンセプトや理念に共感してくれるかも大切なポイントです。商品やサービスの背景に込めた想いを、自分自身の言葉で「自分ごと」として伝えてくれるインフルエンサーが理想的です。
このように「量」ではなく「質」と「共感力」を兼ね備えたインフルエンサーを起用しましょう。
2.インフルエンサーの探し方
インフルエンサーを探す際は、手間とコストのバランスを見て方法を選びましょう。
要件定義から候補者ピックアップ、条件交渉と契約まで一貫して任せられます。費用はかかるものの、マーケティングに知見がない企業でも安心できるでしょう。
検索機能やおすすめ欄から候補者をピックアップし、DMやコメントでアプローチ。1件ずつ手作業でやり取りする手間が発生します。
【イベントや交流会でつながる】
業界セミナーやオフラインの交流会で、自社にマッチする潜在的な人材と関係を作れます。連絡先を交換しておき、後日改めてタイアップを依頼しましょう。
なお、リデルでも30,000人以上の登録インフルエンサーを紹介するサービスをご用意しています。予算やターゲットに合わせてインフルエンサーとのマッチングを手助けしていますので、探し方に迷う企業担当者の方はぜひご相談ください。
https://influfect.com/influfect/
インフルエンサーマーケティングに取り組む4つのSTEP
では、具体的にどのようにインフルエンサーマーケティングを行えばいいのでしょうか。ここでは具体的な手順について説明します。
STEP1:目標を決める
インフルエンサーマーケティングで、まず初めにやるべきことは、目標を決めることです。どれくらいのインプレッションを獲得したいのか、コンバージョンはどれくらいにしたいか、ユーザーにどういったアクションをとって欲しいかなど。目標値を具体的に決めることで、インフルエンサーやプラットフォームの選択肢が見えてきます。
STEP2:インフルエンサーとプラットフォームを選択する
目標を決めたら、それに相応しいインフルエンサー、およびプラットフォームを選択します。目標が認知で、より多くの拡散を狙うならTwitterが最適かもしれません。認知でなく、自社製品・サービスのことをより深く知ってもらうことが目標なら、YouTubeでじっくり見せる、といった方法も考えられます。目標に合わせて、最も適した選択肢を探しましょう。
STEP3:投稿内容を決める
インフルエンサーとプラットフォームを決めたら、どのような投稿をするかを考えましょう。どういった投稿がフォロワーおよびターゲットに見られやすいのかは、インフルエンサーの方が熟知している場合もあります。また、インフルエンサーマーケティングでは、「インフルエンサーらしさ」が出ることが重要です。商品の説明と目的の共有をした後にも、具体的な投稿内容についてあれこれと細かな指示をするのはおすすめしません。ある程度インフルエンサーにお任せするのも、インフルエンサーマーケティングにおいて大切なポイントです。
STEP4:効果測定する
投稿の内容を決めたら、あとはインフルエンサーに投稿してもらいましょう。その後に大事なことは、その効果をしっかりと測定することです。マーケティング施策について、どういった方法で、どれくらいの期間まで効果を測るのかをあらかじめ決めておくことで、どれくらい効果があったのかを把握することができます。
インフルエンサーマーケティングの成功事例
リデルがサポートした数あるプロジェクトの中でも、特に印象的だった3つの事例をご紹介します。貴社の次のインフルエンサーマーケティングを成功させるためのヒントとして、ぜひお役立てください。
1.株式会社ジュン|熱量の高いインフルエンサーをアサインしフォロワー増加
株式会社ジュンが手がけるアパレルブランド「ROPE’ PICNIC」では、社内リソースが限られていることに課題を感じていました。インフルエンサー施策が単発のギフティング企画に留まり、ブランドの世界観に合う人選に悩んでいたそうです。
そこでリデルがサポートしながら、ブランド理念に共感する熱量の高いインフルエンサーを戦略的に選定。インフルエンサーと長期で連携する「ピクニスタ」というプログラムを導入し、「なりきりショップ店員」などの企画で活躍してもらいました。
結果、施策があった週のフォロワー数は通常の2倍ペースで増加。UGC投稿も大幅に増え、商品の認知度と購買意欲が明確に高まりました。
<継続運用で成果向上>ブランド愛に溢れるインフルエンサー活用で、新規ファン獲得に成功!
2.ケルヒャー ジャパン株式会社|UGC強化で若年層を巻き込み
ケルヒャー ジャパンでは、家庭用清掃機器の認知拡大に向け、ユーザーのリアルな声を集めるUGC施策が急務でした。しかし、兼務前提の社内体制によりSNS運用に割く時間が限られ、若年層へのアプローチ方法も定まらず苦戦していたと言います。
そこでリデルの自社開発プラットフォーム「SPIRIT」を活用し、20~30代インフルエンサーを戦略的に選定。製品レビューの投稿キャンペーンとタイアップ企画を組み合わせ、ユーザーからの投稿を増やす仕掛けを設計しました。
そうして集まった多数のUGCは、ユーザーにリアルな声を届ける材料となったり、商品開発の参考になったりと、ポジティブな効果につながっています。
<効果的なUGCの創出>ユーザーのリアルな意見を発信し、若年層へのアプローチに成功!
他にも、リデルが各企業と取り組んだマーケティング事例を、専用ページでご紹介しています。インフルエンサーマーケティングのイメージを掴みたい方は、ぜひご覧ください。
https://influfect.com/case/
こんな商材におすすめ!インフルエンサーマーケティングの向き・不向き
ここまでインフルエンサーマーケティングの良い面を中心にお伝えしてきましたが、決して絶対的に万能な手法ではありません。商品特性やターゲット層によって成果に差が出ることもあります。この章を参考に、自社の商品やマーケティング方針にインフルエンサー施策がマッチするか見極めてみてください。
相性が良いジャンルや業界
最もパフォーマンスを発揮しやすいのは、次のようなBtoC向けの商材です。
- 美容・コスメ
- ファッション
- 食品
- ライフスタイル
これらは日常生活に密着しており、使用シーンや悩みをイメージしやすい商品ばかりです。インフルエンサー自身の悩みとも重なることがあるため、リアルなレビューや提案を作りやすいと感じる方が多いでしょう。インフルエンサーのリアルな声は、ユーザーに響きやすいこともメリットです。
また、新製品や季節商品などトレンド性の高いアイテムは、「試してみたい」という好奇心を直接刺激できるため、見た人からリアクションを得やすい傾向にあります。
相性が悪いジャンルや業界
次のような高額・高リスク製品は、インフルエンサーの起用だけで購買に結びつけるのはやや難しいでしょう。
- 業務用機械
- 医療機器
- 金融商品
これらの製品は、購入のために専門的な知識や検証が必要となりやすいため、衝動的な購入を喚起しにくい点が弱みです。
また、金融商品は販売にあたって金融商品取引法上の登録・資格が必要な場合があり、個人インフルエンサーによる自由なPRが制限されています。訴求を依頼できても、無料相談や勉強会など成約よりも手前の段階までとなるでしょう。
インフルエンサーマーケティングに取り組みたい方へ
インフルエンサーマーケティングは、企業におけるマーケティング施策のニューノーマルとして注目を浴びています。インフルエンサーという第三者の信頼を活かして「ユーザーに共感されるコンテンツ」を届けられる点が最大の強みです。今後、インフルエンサーをマーケティングのパートナーとして協力し合う流れはますます加速していくでしょう。
ぜひ、これを機会にインフルエンサーマーケティングの活用を考えてみて下さい。
とはいえ、インフルエンサーマーケティングのやりかたを学んだだけでは、実際に施策を打つのは簡単なことではありません。インフルエンサーを探すのも、効果を数値化して測定するのも、ノウハウなしにイチからトライ・アンド・エラーを繰り返すのは、いくらインフルエンサーマーケティングが費用対効果の高い手法といえども、建設的とは言い難いでしょう。
弊社が展開するINFLUFECT / INFLUFECTでは、30,000人の登録インフルエンサーの中から、貴社のサービスを訴求するのにぴったりの人材を、公募式で見つけることができます。また、フォロワー単価1円~2円という予算で、投稿依頼だけにとどまらず、企画戦略まで一貫してサポートするため、初めてのインフルエンサーマーケティングでも、安価に試すことが可能です。
INFLUFECTには、6,000 社以上のSNS・インフルエンサーマーケティングに関する実績と、2015 年から培った知見があります。これまで、インフルエンサーマーケティングは効果の数値化が難しく、PDCAを回すことは難しいとされてきました。しかし、弊社では豊富な知識と経験から、インフルエンサーマーケティングの効果の数値化に成功、PDCAを回し、ROAS1000%達成した事例もあります。
【認知・周知 ▷ 広告・宣伝 ▷ 制作・運用 ▷ 接客・販売 ▷ 調査・開発】の5つのメイン機能を一元管理し、貴社のインフルエンサーマーケティングを成功に導きます。
インフルエンサーマーケティングでお悩みの方は、お気軽にINFLUFECTまでご相談ください。